気管支喘息治療薬:吸入ステロイド薬共通項

気管支喘息治療薬についてです。 まずは気管支喘息の治療の主流になっている、吸入ステロイド薬(ICS)について全体的な話としてまとめます。 ◆ポイント◆ ①気管支喘息の治療において、第一選択である。 ②副作用として、嗄声や口腔内カンジダ症が多い。 ③COPD…

マイコプラズマ肺炎

呼吸器疾患の一つである、マイコプラズマ肺炎について、簡潔にまとめています。 マイコプラズマ肺炎は私自身も以前に罹患してたいへんな目に遭いましたので、正しい知識を復習したいと思います。 ◆ポイント◆ ①非定型肺炎であり、若年者に多い。 ②細胞壁がな…

躁うつ病治療薬⑬:イフェクサー

抗うつ薬、SNRI、最後はイフェクサー(ベンラファキシン)です。 ◆ポイント◆ ①徐放剤である。 ②服用開始1週後より1日75mgを1日1回食後に経口投与する。 ③離脱症状に注意する。 ①徐放剤である。 イフェクサーはSRカプセルであり、徐々に薬剤が放出される徐放…

躁うつ病治療薬⑫:トレドミン

抗うつ薬のSNRI、続いてはトレドミン(ミルナシプラン)です。 ◆ポイント◆ ①副作用は比較的少ないと言われている。 ②悪心、嘔吐等の副作用が多い。 ③尿閉(前立腺疾患等)のある患者は禁忌である。 ①副作用は比較的少ないと言われている。 トレドミンは日本…

躁うつ病治療薬⑪:サインバルタ

抗うつ薬、今回からはSNRIについて触れていきます。 まずはサインバルタ(デュロキセチン)から。 ◆ポイント◆ ①セロトニン及びノルアドレナリンの再取り込みを阻害する。 ②うつ病には通常、成人には 1 日 1回朝食後に40mgを経口投与する。 ③いくつかの疾患に…

躁うつ病治療薬⑩:レクサプロ

抗うつ薬、SSRI、最後はレクサプロ(エスシタロプラム)です。 ◆ポイント◆ ①1日1回服用である。 ②社会不安障害にも適応がある。 ③12歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討する。 ①1日1回服用である。 レクサプロは、通常、成人には10m…

躁うつ病治療薬⑨:ジェイゾロフト

抗うつ薬、SSRI、続いてはジェイゾロフト(セルトラリン)です。 ◆ポイント◆ ①1日25mgから開始し、1日100 mgまで漸増し1日1回経口投与。 ②パニック障害、PTSDにも適応がある。 ③CYP阻害は比較的少ない。 ①1日25mgから開始し、1日100 mgまで漸増し1日…

躁うつ病治療薬⑧:パキシル

抗うつ薬のSSRI、続いてはパキシル(パロキセチン)です。 ◆ポイント◆ ①錠剤とCR錠の2規格ある。 ②錠剤はうつ病以外にもいくつか適応を持つ。 ③突然の投与中止を避ける。 ①錠剤とCR錠の2規格ある。 パキシルは、錠剤と、徐放性製剤であるCR錠の2規格あります…

躁うつ病治療薬⑦:デプロメール、ルボックス

抗うつ薬、今回からはSSRIについてまとめていきます。 まずはデプロメール、ルボックス(フルボキサミン)についてです。 ◆ポイント◆ ①セロトニンの再取り込みを選択的に阻害する。 ②CYP1A2を強力に阻害する。 ③強迫性障害や社会不安障害にも使用されること…

躁うつ病治療薬⑥:デジレル、レスリン

抗うつ薬、続いてはデジレル、レスリン(トラゾドン)です。 成分名がトラゾドンの本薬は、商品名がデジレルとしてファイザーから、レスリンとしてMSDから販売されております。 ◆ポイント◆ ①セロトニン再取り込み阻害作用と、5-HT2受容体遮断作用により効果…

躁うつ病治療薬⑤:四環系抗うつ薬

抗うつ薬、続いては四環系抗うつ薬です。 現在使用されている四環系抗うつ薬は以下のような種類があります。 ・テトラミド(ミアンセリン) ・ルジオミール(マプロチリン) ・テシプール(セチプチリン) ◆ポイント◆ ①脳内α2受容体遮断作用あるいはノルアド…

躁うつ病治療薬④:アモキサン

抗うつ薬、続いてはアモキサン(アモキサピン)です。 ◆ポイント◆ ①速効性の三環系抗うつ剤である。 ②D2受容体遮断作用がある。 ③カプセル剤と細粒がある。 ①速効性の三環系抗うつ剤である。 アモキサンは第2世代の抗うつ薬に分類され、三環系薬剤ですが、投…

躁うつ病治療薬③:三環系抗うつ薬

今回からは抗うつ薬についてまとめていきます。 まずは、第一世代の抗うつ薬である三環系抗うつ薬についてです。 三環系抗うつ薬は以下のような薬があります。 ・トフラニール(イミプラミン) ・アナフラニール(クロミプラミン) ・トリプタノール(アミト…

躁うつ病治療薬②:デパケン

今回はデパケン(バルプロ酸)についてです。 ◆ポイント◆ ①躁病および躁うつ病の躁状態の治療に用いる。 ②GABAトランスアミナーゼ阻害作用がある。 ③カルバペネム系抗生物質とは併用禁忌である。 ①躁病および躁うつ病の躁状態の治療に用いる。 デパケンは、…

躁うつ病治療薬①:リーマス

今回からは躁うつ病治療薬についてまとめます。 まずはリーマス(炭酸リチウム)から。 ◆ポイント◆ ①躁病および躁うつ病の躁状態に効能効果がある。 ②リチウム中毒に注意する。 ③リチウムの体内貯留を起こしやすい状態にある患者は禁忌である。 ①躁病および…

骨粗鬆症治療薬⑯:プラリア

骨粗鬆症治療薬、最後はプラリア(デノスマブ)皮下注です。 ◆ポイント◆ ①ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤である。 ②6ヵ月に1回、皮下投与する。 ③関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制にも用いる。 ①ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤である。 RAN…

骨粗鬆症治療薬⑮:テリボン

骨粗鬆症治療薬、続いてはテリボン(テリパラチド)です。 ◆ポイント◆ ①フォルテオと同一成分である。 ②1週間に1回56.5μgを皮下注射する。 ③投与は24ヵ月間までとする。 ①フォルテオと同一成分である。 テリボンも成分はテリパラチドで、フォルテオと同一成…

骨粗鬆症治療薬⑭:フォルテオ

骨粗鬆症治療薬、続いてはフォルテオ(テリパラチド)です。 ◆ポイント◆ ①副甲状腺ホルモン(PTH)製剤である。 ②1日1回20μgを皮下注射する。 ③心疾患のある患者は注意する。 ①副甲状腺ホルモン(PTH)製剤である。 副甲状腺ホルモンは骨の代謝に関与します。 フ…

骨粗鬆症治療薬⑬:オステン

骨粗鬆症治療薬、続いてはオステン(イプリフラボン)です。 ◆ポイント◆ ①骨粗鬆症における骨量減少の改善に用いる。 ②フラボノイド系の物質である。 ③消化性潰瘍や胃腸出血に注意。 ①骨粗鬆症における骨量減少の改善に用いる。 オステンは、直接的な骨吸収…

骨粗鬆症治療薬⑫:グラケー

骨粗鬆症治療薬、今回はグラケー(メナテトレノン)です。 ◆ポイント◆ ①ビタミンK2製剤で、骨粗鬆症を改善する。 ②ワーファリンと併用禁忌である。 ③食後に服用する。 ①ビタミンK2製剤で、骨粗鬆症を改善する。 骨粗鬆症はカルシウムだけではなく、ビタミンK…

骨粗鬆症治療薬⑪:エディロール

骨粗鬆症治療薬、活性型ビタミンD3製剤、最後はエディロール(エルデカルシトール)です。 ◆ポイント◆ ①従来のビタミンD3製剤を強化した製剤である。 ②カプセル剤として2規格ある。 ③アルファカルシドールに比べて、ガイドラインの推奨度が高い。 ①従来のビ…

骨粗鬆症治療薬⑩:ロカルトロール

骨粗鬆症治療薬、今回はロカルトロール(カルシトリオール)です。 ◆ポイント◆ ①カプセル剤として2規格ある。 ②肝臓や腎臓での代謝を必要としない。 ③骨形成作用もある。 ①カプセル剤として2規格ある。 ロカルトロールは、カプセル剤として、0.25μgと0.5μgの…

骨粗鬆症治療薬⑨:アルファロール、ワンアルファ

骨粗鬆症治療薬、今回から活性型ビタミンD3製剤に入ります。まずはアルファロール、ワンアルファ(アルファカルシドール)から。 アルファカルシドールは、中外製薬からはアルファロール、帝人ファーマからはワンアルファとして販売されています。 ◆ポイント…

骨粗鬆症治療薬⑧:ビビアント

骨粗鬆症治療薬、今回もSERMであるビビアント(バセドキシフェン)です。 ビビアントも基本的にはエビスタと同様のSERMに分類されるため、エビスタの項で述べた作用機序や、静脈血栓症リスクなどは同じです。 ◆ポイント◆ ①1日1回1錠服用で、閉経後骨粗鬆症を…

骨粗鬆症治療薬⑦:エビスタ

骨粗鬆症治療薬、今回はエビスタ(ラロキシフェン)です。 ◆ポイント◆ ①SERMに分類される閉経後骨粗鬆症治療薬である。 ②静脈血栓塞栓症に注意が必要。 ③1日1回の服用で効果を発揮する。 ①SERMに分類される閉経後骨粗鬆症治療薬である。 エビスタはSERM(選…

骨粗鬆症治療薬⑥:ボンビバ

骨粗鬆症治療薬、ビスホスホネート製剤各論、最後はボンビバ(イバンドロン酸)です。 ◆ポイント◆ ①錠剤と静注剤の2規格ある。 ②錠剤は服用後、少なくとも60分は横にならないよう注意する。 ③注射剤は、初回投与後の急性期症状に注意。 ①錠剤と静注剤の2規格…

骨粗鬆症治療薬⑤:ボノテオ、リカルボン

骨粗鬆症治療薬、ビスホスホネート製剤各論、今回はボノテオ、リカルボン(ミノドロン酸)です。 ミノドロン酸は、アステラス製薬からはボノテオ、小野薬品からはリカルボンとして販売されています。 ◆ポイント◆ ①錠剤として2規格ある。 ②第3世代のビスホス…

骨粗鬆症治療薬④:ダイドロネル

骨粗鬆症治療薬、ビスホスホネート製剤各論、今回はダイドロネル(エチドロン酸)です。 ◆ポイント◆ ①第一世代のビスホスホネート製剤である。 ②周期的間歇投与である。 ③消化器系の副作用が多い。 ①第一世代のビスホスホネート製剤である。 ダイドロネル(…

骨粗鬆症治療薬③:ボナロン、フォサマック

骨粗鬆症治療薬、ビスホスホネート製剤各論、今回はボナロン、フォサマック(アレンドロン酸)です。 アレンドロン酸は、帝人ファーマからはボナロン、MSDからはフォサマックとして販売されています。 ◆ポイント◆ ①錠剤は5㎎と35㎎の2種類ある。 ②ボナロンは…

骨粗鬆症治療薬②:アクトネル 、ベネット

骨粗鬆症治療薬、今回からビスホスホネート製剤各論に入ります。まずはアクトネル、ベネット(リセドロン酸)から。 リセドロン酸は、エーザイからはアクトネル、武田薬品からはベネットして販売されています。 ◆ポイント◆ ①錠剤として3規格ある。 ②17.5㎎は…