2019-12-07から1日間の記事一覧

2型糖尿病の小児・青年期患者におけるリラグルチド投与

Ellipse試験。 2型糖尿病の小児・青年期患者において、最大1.8mg/日のリラグルチド投与(メトホルミンに追加、基礎インスリンの有無は問わず)は、血糖コントロールの改善に有効であった。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31034184 PMID:31034184 -…

日本人で、緑茶の摂取量が多いほど2型糖尿病のリスクが減少する可能性がある

日本人で、緑茶の摂取量が多いほど2型糖尿病のリスクが減少する可能性がある。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31076414/ PMID:31076414 ----- ◆結果 ・40-79歳の日本人2253人を7年間追跡。 ・緑茶に含まれる成分の一つであるテアニンの代謝産物、…

空腹時血糖値が上昇するにつれ、膵臓癌の累積発生率が有意に上昇した

空腹時血糖値が上昇するにつれ、膵臓癌の累積発生率が有意に上昇した。 https://academic.oup.com/jcem/advance-article-abstract/doi/10.1210/jc.2019-00033/5537542?redirectedFrom=fulltext ----- ◆結果 ・韓国の前向きコホート研究。 ・健診受診時の空腹…

リナグリプチンはグリメピリドと比較して、複合心血管イベントのリスクが非劣性だった

CAROLINA試験。 リナグリプチンはグリメピリドと比較して、複合心血管イベントのリスクが非劣性だった。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31239281/ PMID:3139281 ----- ◆結果 ・無作為化されていないリアルワールド研究。 ・追跡期間 6.3年。 ・複…

デュラグルチドの長期使用は、2型糖尿病の腎アウトカムも改善した

Rewind試験の第2報の腎アウトカム。 デュラグルチドの長期使用は、2型糖尿病の腎アウトカムも改善した。 https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(19)31150-X/fulltext ----- ◆結果 ・腎アウトカムは、プラセボ群に比べてデュラグ…

ロタウイルスワクチン接種で、1型糖尿病の発症リスクが減少した

ロタウイルスワクチンの接種で、1型糖尿病の発症リスクが33%減少した。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31197227/ PMID:31197227 ----- ◆結果 ・米国の2001-2017年に生まれた約147万人の小児のコホート研究。 ・ロタウイルスワクチン接種で、1型糖…

成人で朝食を抜くと、2型糖尿病のリスクが上がる可能性がある

成人で朝食を抜くと、2型糖尿病のリスクが上がる可能性がある。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/30418612/ PMID:30418612 ----- ◆結果 ・メタアナリシスの研究。 ・朝食を飛ばす日が多いほどリスクが増加し、5日/週以降はリスクは増加せず。 ⇒忙し…

2型糖尿病患者でDPP-4阻害薬の使用は水疱性類天疱瘡のリスクを少なくとも2倍にした

2型糖尿病患者でDPP-4阻害薬の使用は水疱性類天疱瘡のリスクを少なくとも2倍にした https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31182489/ ----- ◆結果 ・英国の大規模コホート研究。(168774人) ・DPP-4阻害薬の使用は水疱性類天疱瘡のリスク増加と関連してい…

経口セマグルチド投与はMACEのリスクを増加させず、全死亡を減少させた

PIONEER6試験。 経口セマグルチド投与はMACEのリスクをプラセボに比べて増加させず、全死亡は約50%減少した。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1901118 ----- ◆背景 GLP1受容体作動薬の経口薬の試験。 ◆対象・方法 ・心血管リスクが高い2型糖尿…

2型糖尿病の強化療法群の心血管イベントリスクの低下は認められず

VADT試験。 2型糖尿病の強化療法vs標準療法の15年追跡。 追跡期間で、強化療法群の心血管イベントリスクの有意な低下は認められなかった。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1806802 ----- ◆対象・方法 ・2型糖尿病の退役軍人1791例を対象に中央…

カナグリフロジンは腎不全と心血管イベントのリスクを有意に低下させる

CREDENCE試験 腎疾患のある2型糖尿病患者にカナグリフロジンを投与すると、プラセボに比べ、腎不全と心血管イベントのリスクが有意に低下した。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1811744 ----- ◆背景 2型糖尿病は腎不全の主な原因だが、有効な…

抗CD3抗体のTeplizumabは1型糖尿病の進行を遅らせるかもしれない

Teplizumabの第Ⅱ相臨床試験。 抗CD3抗体のTeplizumabは1型糖尿病の進行を遅らせるかもしれない。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1902226 ----- ◆対象 ・糖尿病ではないが、1型糖尿病の発症リスクが高い患者76名。 ・Teplizumab 44人、プラセ…

ビタミンD3の補給は2型糖尿病の発症を抑制できず

D2d試験。 2型糖尿病のリスクが高い人に、1日当たり4000IUの用量でビタミンD3を補給しても、糖尿病のリスクがプラセボよりも有意に低くなることはなかった。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1900906 ----- ◆背景 これまでビタミンDの補給が糖…

COPD患者の吸入ステロイド薬の使用は、肺癌のリスクを減らす可能性がある

COPD患者のICS(吸入ステロイド薬)の使用は、肺癌のリスクを減らす可能性がある。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/30956205/ PMID:30956205 ----- ◆結果 ・50歳以上のCOPD患者で39676人の調査。 ・ICSの使用で、肺癌のリスクを30%低減した。 HR=0…

重症好酸球性喘息患者において、オマリズマブからメポリズマブへの切り替えで喘息コントロールが改善した

OSMO試験。 コントロールされていない重症好酸球性喘息患者において、オマリズマブからメポリズマブに切り替えると、喘息コントロールや健康状態、喘息増悪率が有意に改善した。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31049972/ PMID:31049972 ----- ◆結…

喘息患者でOCSを継続して使用していた場合、OCS関連疾患の発生率及び全死亡率が増加した

喘息患者でOCSを継続して使用していた場合、OCSを断続的に使用していたかあるいは使用していないものと比べて、OCS関連疾患の発生率及び全死亡率が増加した。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31095758/ PMID:31095758 ----- ◆結果 ・スウェーデンの…

軽症喘息患者では、ICSおよびLAMAのいずれもプラセボと比べて差はなし

SIENA試験。 軽症喘息患者で喀痰中好酸球数が2%未満の低値の患者では、ICSおよびLAMAのいずれもプラセボと比べて効果に差はなかった。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1814917 ----- ◆対象 ・42週間の二重盲検無作為化クロスオーバー試験。 ・…