呼吸器疾患

【EBMと治療】呼吸器疾患

■気管支喘息 小児喘息 ・6-12歳の小児重症喘息に対し、これまで12歳以上にしか使用できなかった、ヒト化抗IL-5モノクローナル抗体のヌーカラが使用可能になった。(国際共同第Ⅱ相試験:200363) ・CoVID-19流行期における喘息発作に対するネブライザー使用…

【薬の疑問】なぜ、吸入薬は配合剤があるのか?

近年、気管支喘息やCOPDの治療において、吸入薬は配合剤がどんどんと増えてきて、選択肢の幅が広がりつつあります。COPDについては、2019年に3剤配合剤が登場しました。 喘息やCOPDの治療は、基本は吸入ステロイド薬や長期管理薬等でコントロールしていきま…

【薬の疑問】吸入ステロイド薬の吸入後は、毎回うがいは必要?

吸入ステロイド薬の吸入後は、毎回うがいが必要です。 吸入ステロイド薬は、飲み薬のステロイド薬と比べて、副作用は少ないものの、吸入時に口の中に残ってしまうことで、その後、声枯れや口の中にカビのような症状が生える可能性があります。 そのため、吸…

【目次】【薬の疑問】呼吸器疾患

呼吸器疾患の関連する薬で、よくある疑問点です。以下をご覧ください。 ・気管支喘息で症状が改善しても薬は続けた方がよいか? ・なぜ、吸入薬は配合剤があるのか? ・吸入ステロイド薬は小児に使用すると、身長が伸びなくなるか? ・吸入ステロイド薬の吸…

【これだけは抑えておきたい】 3成分配合COPD治療薬:ビレーズトリ

基本情報 3成分配合剤である。 吸入剤はpMDIである。 基本情報 製品名:ビレーズトリ 一般名:ブデソニド/グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物製剤 効能・効果: 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロ…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:吸入薬配合剤 ビベスピ

基本情報 LABA+LAMAの合剤である。 吸入剤はpMDIである。 基本情報 製品名:ビベスピ 一般名:グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物製剤 効能・効果: 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(…

【これだけは抑えておきたい】 3成分配合COPD治療薬:テリルジー

基本情報 3成分配合剤である。 1日1回吸入である。 基本情報 製品名:テリルジー 一般名:フルチカゾンフランカルボン酸エステル・ウメクリジニウム臭化物・ ビランテロールトリフェニル酢酸塩ドライパウダーインヘラー 効能・効果: 慢性閉塞性肺疾患(慢性…

【薬の疑問】気管支喘息で症状が改善しても薬は続けた方がよいか?

気管支喘息は症状が何もなくても気道の炎症等が起きていることがあるため、長期管理薬と呼ばれるものについては、毎日欠かさずに定期的に使用を続けます。 喘息の症状や状況をみながら、ガイドラインに沿って主治医が治療ステップを下げるのかを判断します。…

【薬の疑問】好酸球を減らしてもよい?

気管支喘息において、難治性の重症喘息の場合に、好酸球が関与していることがあり、好酸球をターゲットとして、好酸球を減らす治療が行われる場合があります。抗体製剤などです。ただ、好酸球を減らしても身体は本当に大丈夫でしょうか? 好酸球は白血球の一…

【薬の疑問】吸入ステロイド薬は小児に使用すると、身長が伸びなくなるか?

気管支喘息の治療薬である吸入ステロイド薬は、ステロイドが含まれており、副作用を心配される方も多いと思います。 その中でも、小児に対して使用すると、成長が遅延して、身長が低くなると言われておりますが、果たしていかがでしょうか。 他の副作用でも…

【これだけは抑えておきたい】 気管支喘息治療薬:デュピクセント

基本情報 気管支喘息患者(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)に使用できる。 ヒト化抗IL- 4/13受容体モノクローナル抗体である。 アトピー性皮膚炎にも使用可能である。 基本情報 製品名:デュピクセント 一般名:デュピ…

【これだけは抑えておきたい】 気管支喘息治療薬:ファセンラ

基本情報 気管支喘息患者(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)に使用できる。 ヒト化抗IL- 5 モノクローナル抗体で、ADCC活性がある。 投与スケジュール 基本情報 製品名:ファセンラ 一般名:ベンラリズマブ(遺伝子組み…

【目次】【これだけは抑えておきたい】呼吸器疾患治療薬

◆気管支喘息治療薬 ・SABA サルタノール ・LABA セレベント ホクナリンテープ ・吸入ステロイド薬 パルミコート アズマネックス アニュイティ オルベスコ キュバール フルタイド ・吸入薬配合剤 アドエア シムビコート フルティフォーム レルベア ・テオフィ…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:SAMA アトロベント

短時間作用性抗コリン薬である。 閉塞隅角緑内障や前立腺肥大症には禁忌である。 心臓等への影響は少ない。 ~Column~ 基本情報 製品名:アトロベント 一般名:イプラトロピウム臭化物水和物製剤 効能・効果:気管支喘息、COPD 短時間作用性抗コリン薬であ…

【これだけは抑えておきたい】気管支拡張剤:SABA サルタノール

基本情報 短時間作用型β2刺激薬(SABA)である。 使用量及び回数について。 pMDIでアダプターを洗浄する必要がある。 基本情報 製品名:サルタノール 一般名:サルブタモール硫酸塩エアゾール 効能・効果:気管支喘息、小児喘息、肺気腫、急・慢性気管支炎 短…

【これだけは抑えておきたい】喘息・COPD治療薬:LABA ホクナリンテープ

基本情報 長時間作用型β2刺激薬(LABA)である。 ICSと併用して使用する。 副作用が比較的少ない。 基本情報 製品名:ホクナリンテープ 一般名:ツロブテロール経皮吸収型テープ 効能・効果:気管支喘息、COPD ※ホクナリンはテープだけでなく、錠剤やドライシ…

【これだけは抑えておきたい】喘息・COPD治療薬:LABA セレベント

基本情報 長時間作用型β2刺激薬(LABA)である。 ICSと併用して使用する。 剤形は2種類ある。 基本情報 製品名:セレベント 一般名:サルメテロールキシナホ酸塩ドライパウダーインヘラー 効能・効果:気管支喘息、COPD 長時間作用型β2刺激薬(LABA)である。 …

COPD患者の吸入ステロイド薬の使用は、肺癌のリスクを減らす可能性がある

COPD患者のICS(吸入ステロイド薬)の使用は、肺癌のリスクを減らす可能性がある。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/30956205/ PMID:30956205 ----- ◆結果 ・50歳以上のCOPD患者で39676人の調査。 ・ICSの使用で、肺癌のリスクを30%低減した。 HR=0…

重症好酸球性喘息患者において、オマリズマブからメポリズマブへの切り替えで喘息コントロールが改善した

OSMO試験。 コントロールされていない重症好酸球性喘息患者において、オマリズマブからメポリズマブに切り替えると、喘息コントロールや健康状態、喘息増悪率が有意に改善した。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31049972/ PMID:31049972 ----- ◆結…

喘息患者でOCSを継続して使用していた場合、OCS関連疾患の発生率及び全死亡率が増加した

喘息患者でOCSを継続して使用していた場合、OCSを断続的に使用していたかあるいは使用していないものと比べて、OCS関連疾患の発生率及び全死亡率が増加した。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31095758/ PMID:31095758 ----- ◆結果 ・スウェーデンの…

軽症喘息患者では、ICSおよびLAMAのいずれもプラセボと比べて差はなし

SIENA試験。 軽症喘息患者で喀痰中好酸球数が2%未満の低値の患者では、ICSおよびLAMAのいずれもプラセボと比べて効果に差はなかった。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1814917 ----- ◆対象 ・42週間の二重盲検無作為化クロスオーバー試験。 ・…

気管支喘息治療薬:吸入ステロイド薬共通項

気管支喘息治療薬についてです。 まずは気管支喘息の治療の主流になっている、吸入ステロイド薬(ICS)について全体的な話としてまとめます。 ①気管支喘息の治療において、第一選択である。 ②副作用として、嗄声や口腔内カンジダ症が多い。 ③COPDに適応があ…

マイコプラズマ肺炎

呼吸器疾患の一つである、マイコプラズマ肺炎について、簡潔にまとめています。 マイコプラズマ肺炎は私自身も以前に罹患してたいへんな目に遭いましたので、正しい知識を復習したいと思います。 ◆ポイント◆ ①非定型肺炎であり、若年者に多い。 ②細胞壁がな…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:吸入薬配合剤 スピオルト

基本情報 LABA+LAMAの合剤である。 吸入はレスピマットを用いる。 1日1回、1回2吸入でスピリーバに比べて有意に症状を改善する。 基本情報 製品名:スピオルト 一般名:チオトロピウム臭化物水和物/オロダテロール塩酸塩製剤 効能・効果:COPD LABA+LAMA…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:吸入薬配合剤 アノーロ

基本情報 LABA+LAMAの合剤である。 吸入はエリプタを用いる。 ビランテロールは単剤では承認されていない。 基本情報 製品名:アノーロ 一般名:ウメクリジニウム臭化物/ビランテロールトリフェニル酢酸塩ドライパウダーインヘラー 効能・効果:COPD LABA…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:吸入薬配合剤 ウルティブロ

基本情報 LABA+LAMAの合剤である。 吸入はブリーズヘラーを用いる。 1日1回1吸入で投与後 5 分から優れた呼吸機能(FEV1)改善効果を示す。 基本情報 製品名:ウルティブロ 一般名:グリコピロニウム臭化物/インダカテロールマレイン酸塩吸入用カプセル 効…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:LAMA エンクラッセ

基本情報 長時間作用性抗コリン薬である。 吸入器はエリプタであり、1回で吸入できる。 ICS/LABA 配合剤への併用に関する効果、安全性が確認されている。 基本情報 製品名:エンクラッセ 一般名:ウメクリジニウム臭化物ドライパウダーインヘラー 効能・効果…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:LAMA エクリラ

基本情報 長時間作用性抗コリン薬である。 吸入器はジャヌエアであり、簡便である。 主な副作用は、めまい等である。 基本情報 製品名:エクリラ 一般名:アクリジニウム臭化物吸入剤 効能・効果:COPD 長時間作用性抗コリン薬である。 エクリラは、長時間作…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:LAMA シーブリ

基本情報 長時間作用性抗コリン薬である。 ブリーズヘラーを用いて吸入する。 基本情報 製品名:シーブリ 一般名:グリコピロニウム臭化物吸入用カプセル 効能・効果:COPD 長時間作用性抗コリン薬である。 シーブリは、長時間作用性抗コリン薬でLAMAに分類…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:LAMA スピリーバ

基本情報 長時間作用性抗コリン薬である。 吸入用カプセルとレスピマットの2種類がある。 基本情報 製品名:スピリーバ 一般名:チオトロピウム臭化物水和物製剤 効能・効果:気管支喘息、COPD 長時間作用性抗コリン薬である。 スピリーバは、長時間作用性抗…