呼吸器疾患

青年期の喘息患者におけるオマリズマブの投与(PMID:31760132)

【呼吸器】コントロール不良の中等度から重度の喘息を持つ青年期の患者において、オマリズマブの投与は肺機能の改善と血中好酸球数の減少と関連していた。 メタアナリシス。PMID:31760132https://t.co/zshIDmw1P2 — Tomo (@yamotoshinikana) August 8, 2020

青年及び小児へのチオトロピウムの1日1回投与(PMID:31805357)

【呼吸器】コントロール不良の中等度及び重度喘息の青年及び小児(1〜17歳)に対して、1日1回のチオトロピウム投与はプラセボと比較して、肺機能パラメータが改善された。メタアナリシス。PMID:31805357https://t.co/X4nQzGsKCs — Tomo (@yamotoshinikana) A…

重症喘息に使用される生物学的製剤のシステマティックレビュー(PMID:32034960)

【呼吸器】重症喘息に使用される5種の生物学的製剤のシステマティックレビュー。・全て→増悪率↓ エビデンス高・ベンラリズマブ、デュピルマブ、メポリズマブ→OCSの1日量↓・ベンラリズマブ、メポリズマブ、レスリズマブ→AEがわずかに↑ エビデンス低PMID:32034…

3剤配合吸入薬による試験(ETHOS試験)(PMID:32579807)

【COPD】中等度及び重度のCOPD患者において、ICSの標準用量・半量(ブデソニド320μg・160μg)とも3剤配合吸入薬は、2剤配合吸入薬に比べて増悪頻度を有意に改善した。ETHOS試験。PMID:32579807https://t.co/Wf7rsUbXRFビレーズトリはブデソニド320μg — Tomo …

小児の吸入ステロイド使用による成長抑制の因子は?(PMID:31194879)

喘息の小児の吸入ステロイド使用による成長抑制には、薬物分子とデバイスが影響を与えるかもしれないというメタ解析。PMID:31194879https://t.co/C0QVRjyjag — Tomo (@yamotoshinikana) April 30, 2020

5歳以下の急性及び慢性喘息の管理(PMID:32006721)

5歳以下の急性及び慢性喘息の管理ブデソニドのネブライザー吸入は、・軽度から中等度の喘息の管理においては、救急外来での経口ステロイドと少なくとも同等の効果。・プラセボ、クロモリンNa、モンテルカストと比較して、喘息の増悪治療を有意に減少。PMID:…

デュピルマブとベンラリズマブの間接比較(PMID:32019141)

デュピルマブとベンラリズマブの間接比較。システマティックレビュー。▪️血中好酸球数での解析デュピルマブはベンラリズマブに比べて年間増悪率は、・150未満→有意差なし。・150以上300未満→rr 0.51(0.29-0.92)・300以上→rr 0.58(0.39-0.84)PMID:320191…

ヘビースモーカーや喫煙者のCOPD患者における吸入ステロイド薬での効果(PMID:32300001)

COPDにおいて、ヘビースモーカーや喫煙者は、吸入ステロイド薬の効果をきちんと得られない可能性がある。ただ、臨床的には重要ではないかもしれない。システマティックレビュー。PMID:32300001https://t.co/RO5yGfptAx — Tomo (@yamotoshinikana) April 20,…

COPD患者において、チオトロピウム吸入しても、心血管イベントリスクは増加しない(PMID:32274526)

COPD患者において、チオトロピウムを吸入しても、心血管イベントのリスクと心血管死亡率は増加しない。メタ解析。PMID:32274526https://t.co/2YdHf7s8PN — Tomo (@yamotoshinikana) April 12, 2020

デュピルマブの鼻ポリープを伴う慢性副鼻腔炎のレビュー(PMID:32240527)

デュピルマブの鼻ポリープを伴う慢性副鼻腔炎のレビューPMID:32240527https://t.co/w8VK0vcQu5 — Tomo (@yamotoshinikana) April 5, 2020

COPDの増悪患者における薬物療法(PMID :32092762)

COPD増悪において、◆抗菌薬治療 寛解日数の増加、治療失敗の減少◆全身ステロイド治療 治療失敗日数が減少したが、全有害事象や内分泌関連事象が増加https://t.co/ZNAKhSp7GGPMID :32092762 — Tomo (@yamotoshinikana) March 24, 2020

【目次】【医学論文】呼吸器疾患

■気管支喘息 治療 ・5歳以下の急性及び慢性喘息の管理(PMID:32006721) ・青年及び小児へのチオトロピウムの1日1回投与(PMID:31805357) ・重症喘息に使用される5種の生物学的製剤のシステマティックレビュー(PMID:32034960) 安全性 ・小児の吸入ステ…

【EBMと治療】呼吸器疾患

■気管支喘息 ■慢性閉塞性肺疾患(COPD) ■慢性副鼻腔炎 ■気管支喘息 小児喘息 ・6-12歳の小児重症喘息に対し、これまで12歳以上にしか使用できなかった、ヒト化抗IL-5モノクローナル抗体のヌーカラが使用可能になった。(国際共同第Ⅱ相試験:200363) ・CoV…

【薬の疑問】なぜ、吸入薬は配合剤があるのか?

近年、気管支喘息やCOPDの治療において、吸入薬は配合剤がどんどんと増えてきて、選択肢の幅が広がりつつあります。COPDについては、2019年に3剤配合剤が登場しました。 喘息やCOPDの治療は、基本は吸入ステロイド薬や長期管理薬等でコントロールしていきま…

【薬の疑問】吸入ステロイド薬の吸入後は、毎回うがいは必要?

吸入ステロイド薬の吸入後は、毎回うがいが必要です。 吸入ステロイド薬は、飲み薬のステロイド薬と比べて、副作用は少ないものの、吸入時に口の中に残ってしまうことで、その後、声枯れや口の中にカビのような症状が生える可能性があります。 そのため、吸…

【目次】【薬の疑問】呼吸器疾患

呼吸器疾患の関連する薬で、よくある疑問点です。以下をご覧ください。 ・気管支喘息で症状が改善しても薬は続けた方がよいか? ・なぜ、吸入薬は配合剤があるのか? ・吸入ステロイド薬は小児に使用すると、身長が伸びなくなるか? ・吸入ステロイド薬の吸…

【これだけは抑えておきたい】 3成分配合COPD治療薬:ビレーズトリ

基本情報 3成分配合剤である。 吸入剤はpMDIである。 基本情報 製品名:ビレーズトリ 一般名:ブデソニド/グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物製剤 効能・効果: 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロ…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:吸入薬配合剤 ビベスピ

基本情報 LABA+LAMAの合剤である。 吸入剤はpMDIである。 基本情報 製品名:ビベスピ 一般名:グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物製剤 効能・効果: 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(…

【これだけは抑えておきたい】 3成分配合COPD治療薬:テリルジー

基本情報 3成分配合剤である。 1日1回吸入である。 基本情報 製品名:テリルジー 一般名:フルチカゾンフランカルボン酸エステル・ウメクリジニウム臭化物・ ビランテロールトリフェニル酢酸塩ドライパウダーインヘラー 効能・効果: 慢性閉塞性肺疾患(慢性…

【薬の疑問】気管支喘息で症状が改善しても薬は続けた方がよいか?

気管支喘息は症状が何もなくても気道の炎症等が起きていることがあるため、長期管理薬と呼ばれるものについては、毎日欠かさずに定期的に使用を続けます。 喘息の症状や状況をみながら、ガイドラインに沿って主治医が治療ステップを下げるのかを判断します。…

【薬の疑問】好酸球を減らしてもよい?

気管支喘息において、難治性の重症喘息の場合に、好酸球が関与していることがあり、好酸球をターゲットとして、好酸球を減らす治療が行われる場合があります。抗体製剤などです。ただ、好酸球を減らしても身体は本当に大丈夫でしょうか? 好酸球は白血球の一…

【薬の疑問】吸入ステロイド薬は小児に使用すると、身長が伸びなくなるか?

気管支喘息の治療薬である吸入ステロイド薬は、ステロイドが含まれており、副作用を心配される方も多いと思います。 その中でも、小児に対して使用すると、成長が遅延して、身長が低くなると言われておりますが、果たしていかがでしょうか。 他の副作用でも…

【これだけは抑えておきたい】 気管支喘息治療薬:デュピクセント

基本情報 気管支喘息患者(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)に使用できる。 ヒト化抗IL- 4/13受容体モノクローナル抗体である。 アトピー性皮膚炎にも使用可能である。 基本情報 製品名:デュピクセント 一般名:デュピ…

【これだけは抑えておきたい】 気管支喘息治療薬:ファセンラ

基本情報 気管支喘息患者(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)に使用できる。 ヒト化抗IL- 5 モノクローナル抗体で、ADCC活性がある。 投与スケジュール 基本情報 製品名:ファセンラ 一般名:ベンラリズマブ(遺伝子組み…

【目次】【これだけは抑えておきたい】呼吸器疾患治療薬

◆気管支喘息治療薬 ・SABA サルタノール ・LABA セレベント ホクナリンテープ ・吸入ステロイド薬 パルミコート アズマネックス アニュイティ オルベスコ キュバール フルタイド ・吸入薬配合剤 アドエア シムビコート フルティフォーム レルベア ・テオフィ…

【これだけは抑えておきたい】COPD治療薬:SAMA アトロベント

短時間作用性抗コリン薬である。 閉塞隅角緑内障や前立腺肥大症には禁忌である。 心臓等への影響は少ない。 ~Column~ 基本情報 製品名:アトロベント 一般名:イプラトロピウム臭化物水和物製剤 効能・効果:気管支喘息、COPD 短時間作用性抗コリン薬であ…

【これだけは抑えておきたい】気管支拡張剤:SABA サルタノール

基本情報 短時間作用型β2刺激薬(SABA)である。 使用量及び回数について。 pMDIでアダプターを洗浄する必要がある。 基本情報 製品名:サルタノール 一般名:サルブタモール硫酸塩エアゾール 効能・効果:気管支喘息、小児喘息、肺気腫、急・慢性気管支炎 短…

【これだけは抑えておきたい】喘息・COPD治療薬:LABA ホクナリンテープ

基本情報 長時間作用型β2刺激薬(LABA)である。 ICSと併用して使用する。 副作用が比較的少ない。 基本情報 製品名:ホクナリンテープ 一般名:ツロブテロール経皮吸収型テープ 効能・効果:気管支喘息、COPD ※ホクナリンはテープだけでなく、錠剤やドライシ…

【これだけは抑えておきたい】喘息・COPD治療薬:LABA セレベント

基本情報 長時間作用型β2刺激薬(LABA)である。 ICSと併用して使用する。 剤形は2種類ある。 基本情報 製品名:セレベント 一般名:サルメテロールキシナホ酸塩ドライパウダーインヘラー 効能・効果:気管支喘息、COPD 長時間作用型β2刺激薬(LABA)である。 …

COPD患者の吸入ステロイド薬の使用は、肺癌のリスクを減らす可能性がある

COPD患者のICS(吸入ステロイド薬)の使用は、肺癌のリスクを減らす可能性がある。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/30956205/ PMID:30956205 ----- ◆結果 ・50歳以上のCOPD患者で39676人の調査。 ・ICSの使用で、肺癌のリスクを30%低減した。 HR=0…