糖尿病

SGLT2阻害剤とDKAリスク増加の関連(PMID:32716707)

【糖尿病】SGLT-2阻害薬は、DPP-4阻害薬と比較し、糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)のリスク増加と関連していた。HR・ダパグリフロジン 1.86・エンパグリフロジン 2.52・カナグリフロジン 3.58PMID:32716707https://t.co/imLoTEuI9F — Tomo (@yamotoshinikan…

SGLT2阻害剤とGLP-1受容体作動薬の併用療法のメタ解析(PMID:32476254)

【糖尿病】2型糖尿病患者において、GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬の併用療法は、それぞれ単剤と比較して、重度の低血糖のリスクを増加させることなく、HbA1c、体重、収縮期血圧を低下させる可能性が示唆された。メタ解析。PMID:32476254https://t.co/MD4L9…

SGLT2阻害剤の費用対効果を検討したレビュー(PMID:32166504)

2型DMに対するSGLT2阻害薬の費用対効果を検討した24件の研究のレビュー。概してSGLT2阻害薬は他の糖尿病治療薬と比較して、費用対効果が高いが、2件の研究ではGLP-1受容体作動薬がSGLT2阻害薬と比べて有利な治療選択肢である可能性が示された。PMID:3216650…

心血管系の転帰に対するSGLT2阻害剤の比較(PMID:32314085)

2型DMにおける心血管系の転帰に対するSGLT2阻害薬の比較。・主要エンドポイント:全死因死亡・副次的エンドポイント:心血管死亡率と心不全の悪化(HF)PMID:32314085https://t.co/TpLx3fIVAi — Tomo (@yamotoshinikana) May 7, 2020

SGLT2阻害剤とGLP-1受容体作動薬の併用療法のメタ解析(PMID:31900793)

SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の併用療法のメタ解析。プラセボと比較して、・空腹時血糖値および食後2時間血糖値を有意に低下、体重減少、収縮期血圧低下。・性器感染症や尿路感染症の発生率に有意差はなしPMID:31900793https://t.co/nnUxUgNa6u — Tomo (…

GLP-1受容体作動薬を3年以上使用しても悪性新生物の増加は認められず(PMID:31396537)

GLP-1受容体作動薬は各種薬剤においても、3年以上継続して使用しても、悪性新生物の増加は認められなかったというメタアナリシス。PMID:31396537https://t.co/AFyj7i3gtW — Tomo (@yamotoshinikana) May 6, 2020

デュラグルチドとリラグルチドの比較(PMID:32184883)

デュラグルチドはリラグルチドよりもHbA1cを低下させ、胃腸障害や心拍数の面で安全性が高いが、空腹時血糖の低下については有意差が認められなかったという、システィマティックレビューとメタ解析。PMID:32184883https://t.co/U6BD3klGc8 — Tomo (@yamotos…

DPP-4阻害薬の骨折リスクへの影響は?(PMID:31347093)

2型糖尿病は骨折リスクが増加する可能性があるが、DPP-4阻害薬は他の糖尿病薬やプラセボと比較し、骨折リスクに影響を与えないことが示唆された。システィマティックレビュー及びメタアナリシス。PMID:31347093https://t.co/03vtBicJrX — Tomo (@yamotoshin…

DPP-4阻害薬と水疱性類天疱瘡(PMID:31215644)

DPP-4阻害薬と水疱性類天疱瘡には有意な関連がある。ビルダグリプチンが水疱性類天疱瘡発症のオッズ比が最も高かった。PMID:31215644https://t.co/78H5rLGhJd — Tomo (@yamotoshinikana) May 5, 2020

アカルボースの心血管イベントの影響(PMID:28917545)

アカルボースの心血管イベントの影響。アカルボースは主要な有害心血管系イベントのリスクを低下させなかったが、糖尿病の発症率を低下させた。中国の研究。PMID:28917545https://t.co/gIw2yaSrhH — Tomo (@yamotoshinikana) May 3, 2020

グリニド系の使用はアカルボースと比較し、入院を要する心不全リスクが高い(PMID:27923207)

2型糖尿病患者において、グリニド系の使用はアカルボースと比較して、入院を要する心不全のリスクが有意に高かった。台湾でのレトロスペクティブコホート研究。PMID:27923207https://t.co/fY9wK7RAsj — Tomo (@yamotoshinikana) May 2, 2020

メトホルミン単剤はSU剤単剤と比較してがん発生リスクが低い(PMID:31828167)

2型糖尿病患者における、メトホルミン単剤療法とSU剤単剤療法を比較。メトホルミン単剤療法はSU剤単剤療法と比較してがん発生リスクが低い(調整RR = 0.76、95%CI :0.54-1.07、p < 0.00001)PMID:31828167https://t.co/YH4ryAQ0Gl — Tomo (@yamotoshinikan…

メトホルミンの抗がん作用の可能性(PMID:31620081)

メトホルミンの抗がん作用の可能性。膵癌発生率の低下と、大腸癌のOSの改善が示唆された。PMID:31620081https://t.co/9L9PWEDP1r — Tomo (@yamotoshinikana) May 1, 2020

リラグルチドの主要心血管イベントの抑制効果(PMID:32164886)

リラグルチドの2型糖尿病患者における、主要心血管イベントの抑制効果。プラセボと比較して、・心不全既往あり HR=0.81、95%CI 0.65-1.02・心不全既往なし HR=0.88、95%CI 0.78-1.00LEADER試験の事後解析結果。PMID:32164886https://t.co/V6epHtjCcp — …

HFrEF患者へのダパグリフロジンの投与(PMID:32219386)

HFrEF患者にダパグリフロジンの投与は2型糖尿病に関わらず、心不全増悪や心血管死のリスクを有意に低下した。PMID:32219386https://t.co/rv8nisLTbu — Tomo (@yamotoshinikana) April 11, 2020

【目次】【医学論文】糖尿病

治療 ・SGLT2阻害剤とGLP-1受容体作動薬の併用療法のメタ解析(PMID:31900793) ・SGLT2阻害剤とGLP-1受容体作動薬の併用療法のメタ解析(PMID:32476254) 安全性 ・グリニド系の使用はアカルボースと比較し、入院を要する心不全リスクが高い(PMID:27923…

【EBMと治療薬】糖尿病

■ビグアナイド系製剤 ・メトホルミンの適正使用に関するRecommendationがアップデート。 https://www.nittokyo.or.jp/uploads/files/recommendation_metformin_190805.pdf 高齢者だけでなく、比較的若年者でも少量投与でも、腎機能障害患者などの特徴を有す…

2型糖尿病の小児・青年期患者におけるリラグルチド投与

Ellipse試験。 2型糖尿病の小児・青年期患者において、最大1.8mg/日のリラグルチド投与(メトホルミンに追加、基礎インスリンの有無は問わず)は、血糖コントロールの改善に有効であった。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31034184 PMID:31034184 -…

日本人で、緑茶の摂取量が多いほど2型糖尿病のリスクが減少する可能性がある

日本人で、緑茶の摂取量が多いほど2型糖尿病のリスクが減少する可能性がある。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31076414/ PMID:31076414 ----- ◆結果 ・40-79歳の日本人2253人を7年間追跡。 ・緑茶に含まれる成分の一つであるテアニンの代謝産物、…

空腹時血糖値が上昇するにつれ、膵臓癌の累積発生率が有意に上昇した

空腹時血糖値が上昇するにつれ、膵臓癌の累積発生率が有意に上昇した。 https://academic.oup.com/jcem/advance-article-abstract/doi/10.1210/jc.2019-00033/5537542?redirectedFrom=fulltext ----- ◆結果 ・韓国の前向きコホート研究。 ・健診受診時の空腹…

リナグリプチンはグリメピリドと比較して、複合心血管イベントのリスクが非劣性だった

CAROLINA試験。 リナグリプチンはグリメピリドと比較して、複合心血管イベントのリスクが非劣性だった。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31239281/ PMID:3139281 ----- ◆結果 ・無作為化されていないリアルワールド研究。 ・追跡期間 6.3年。 ・複…

デュラグルチドの長期使用は、2型糖尿病の腎アウトカムも改善した

Rewind試験の第2報の腎アウトカム。 デュラグルチドの長期使用は、2型糖尿病の腎アウトカムも改善した。 https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(19)31150-X/fulltext ----- ◆結果 ・腎アウトカムは、プラセボ群に比べてデュラグ…

ロタウイルスワクチン接種で、1型糖尿病の発症リスクが減少した

ロタウイルスワクチンの接種で、1型糖尿病の発症リスクが33%減少した。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31197227/ PMID:31197227 ----- ◆結果 ・米国の2001-2017年に生まれた約147万人の小児のコホート研究。 ・ロタウイルスワクチン接種で、1型糖…

成人で朝食を抜くと、2型糖尿病のリスクが上がる可能性がある

成人で朝食を抜くと、2型糖尿病のリスクが上がる可能性がある。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/30418612/ PMID:30418612 ----- ◆結果 ・メタアナリシスの研究。 ・朝食を飛ばす日が多いほどリスクが増加し、5日/週以降はリスクは増加せず。 ⇒忙し…

2型糖尿病患者でDPP-4阻害薬の使用は水疱性類天疱瘡のリスクを少なくとも2倍にした

2型糖尿病患者でDPP-4阻害薬の使用は水疱性類天疱瘡のリスクを少なくとも2倍にした https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31182489/ ----- ◆結果 ・英国の大規模コホート研究。(168774人) ・DPP-4阻害薬の使用は水疱性類天疱瘡のリスク増加と関連してい…

経口セマグルチド投与はMACEのリスクを増加させず、全死亡を減少させた

PIONEER6試験。 経口セマグルチド投与はMACEのリスクをプラセボに比べて増加させず、全死亡は約50%減少した。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1901118 ----- ◆背景 GLP1受容体作動薬の経口薬の試験。 ◆対象・方法 ・心血管リスクが高い2型糖尿…

2型糖尿病の強化療法群の心血管イベントリスクの低下は認められず

VADT試験。 2型糖尿病の強化療法vs標準療法の15年追跡。 追跡期間で、強化療法群の心血管イベントリスクの有意な低下は認められなかった。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1806802 ----- ◆対象・方法 ・2型糖尿病の退役軍人1791例を対象に中央…

カナグリフロジンは腎不全と心血管イベントのリスクを有意に低下させる

CREDENCE試験 腎疾患のある2型糖尿病患者にカナグリフロジンを投与すると、プラセボに比べ、腎不全と心血管イベントのリスクが有意に低下した。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1811744 ----- ◆背景 2型糖尿病は腎不全の主な原因だが、有効な…

抗CD3抗体のTeplizumabは1型糖尿病の進行を遅らせるかもしれない

Teplizumabの第Ⅱ相臨床試験。 抗CD3抗体のTeplizumabは1型糖尿病の進行を遅らせるかもしれない。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1902226 ----- ◆対象 ・糖尿病ではないが、1型糖尿病の発症リスクが高い患者76名。 ・Teplizumab 44人、プラセ…

ビタミンD3の補給は2型糖尿病の発症を抑制できず

D2d試験。 2型糖尿病のリスクが高い人に、1日当たり4000IUの用量でビタミンD3を補給しても、糖尿病のリスクがプラセボよりも有意に低くなることはなかった。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1900906 ----- ◆背景 これまでビタミンDの補給が糖…