腸疾患

炎症性腸疾患治療薬③サラゾピリン

炎症性腸疾患治療薬、次はサラゾピリン(サラゾスルファピリジン)です。 ◆ポイント◆ ①スルファピリジンと 5-アミノサリチル酸(5-ASA)の酸性アゾ化合物であり、大腸の腸内細菌により分解される。 ② 5-アミノサリチル酸(5-ASA)が治療活性を示す。 ③錠剤と…

炎症性腸疾患治療薬②ペンタサ、アサコール

炎症性腸疾患治療薬各論、最初はメサラジン製剤(ペンタサ、アサコール)です。 ◆ポイント◆ ①ペンタサはエチルセルロースでコーティングした腸溶剤である。 ②アサコールはpH7以上でメサラジンを放出するpH依存型放出調節製剤で、主に回腸 末端から大腸全域に…

炎症性腸疾患治療薬①共通項

今回からは、炎症性腸疾患についてまとめていきます。 まずは共通項から。 ◆ポイント◆ ①炎症性腸疾患にはクローン病や潰瘍性大腸炎などがある。 ②クローン病は栄養療法も行う。 ③薬物療法としては、5-ASA製剤、ステロイド、免疫抑制薬等がある。 ①炎症性腸疾…

過敏性腸症候群治療薬③:イリボー

過敏性腸症候群治療薬、最後はイリボー(ラモセトロン)です。 ◆ポイント◆ ①セロトニン5-HT3受容体拮抗作用により、下痢型の過敏性腸症候群を改善する。 ②女性にも適応が追加され、使用可能になった。 ①セロトニン5-HT3受容体拮抗作用により、下痢型の過敏性…

過敏性腸症候群治療薬②:セレキノン

過敏性腸症候群治療薬、続いてはセレキノン(トリメブチン)です。 ◆ポイント◆ ①生理的な消化管運動を誘発し、大腸運動を正常化する。 ②錠剤と細粒の2種類がある。 ③慢性胃炎における消化器症状(腹部疼痛、悪心、噯気、 腹部膨満感) にも効能効果がある。 …

過敏性腸症候群治療薬①:ポリフル

今回からは、過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)治療薬についてまとめます。まずはポリフルからです。 ◆ポイント◆ ①過敏性腸症候群における、下痢・便秘、消化器症状に改善作用を示す。 ②消化管から吸収されない。 ③症状の改善が認められない場…

止瀉薬:ブスコパン、ロペミン

今回はいわゆる下痢止めである、止瀉薬についてまとめます。 ◆ポイント◆ ①安易に止瀉薬を用いない。 ②ブスコパンは抗コリン薬であり、M3受容体を遮断する。 ③ロペミンはオピオイドμ受容体に作用して、消化管運動を抑制する。 ①安易に止瀉薬を用いない。 下痢…

整腸剤:ビオフェルミン、ラックビー、ミヤBM

前回までは、便秘治療薬についてまとめてきましたが、今回は整腸剤についてまとめます。 ◆ポイント◆ ①整腸剤の種類により、剤形が様々ある。 ②抗生剤による下痢の場合、耐性を持った薬剤を使用する。 ③湿気に注意して保管する。 ①整腸剤の種類により、剤形が…

便秘治療薬:アミティーザ

便秘治療薬、今回は便秘治療薬で比較的最近販売されたアミティーザ(ルビプロストン)についてみていきます。アミティーザは便秘に対する既存の治療薬と異なる作用機序を持ち選択肢の一つとして増えてきています。 ◆ポイント◆ ①小腸からの水分分泌を促進し、…

便秘治療薬:機械性下剤:酸化マグネシウム

便秘治療薬、前回までは大腸刺激性下剤についてまとめましたが、今回は機械性下剤である酸化マグネシウムについて触れます。 酸化マグネシウムやマグミットとして本当によく処方される薬です。ただ、処方されやすいですが相互作用も多く多くの注意が必要です…

大腸刺激性下剤②:ラキソベロン、テレミンソフト

大腸刺激性下剤、次はラキソベロンとテレミンソフト坐剤です。 これらは、ジフェニルメタン系の薬剤で、アントラキノン系の薬剤とはやや異なります。 ◆ポイント◆(今回は2つです) ①ラキソベロンは錠剤と内用液の2種類がある。 ②テレミンソフトは坐剤である…

大腸刺激性下剤①:プルゼニド、センナ、アローゼン、アジャストA

下剤の中の大腸刺激性下剤、まずはアントラキノン誘導体製剤からです。 アントラキノン誘導体製剤は、主に以下の4つが販売され使用されています。 ・プルゼニド ・センナ ・アローゼン ・アジャストA これらを服用すると、大腸に至って、腸内細菌の作用でレ…

便秘治療薬:下剤:共通項

今回からは下剤についてまとめていきます。 まずは共通項からです。 ◆ポイント◆ ①便秘に明らかな原因となる疾患がない場合は、まずは生活習慣や食生活の改善をする。 ②①を行っても、便秘が続く場合は下剤を用いる。下剤は主に刺激性下剤と機械性下剤に分けら…