腸疾患

【これだけは抑えておきたい】過敏性腸症候群治療薬:リンゼス

基本情報 グアニル酸シクラーゼC受容体作動薬である。 1日1回食前に投与する。 体内にほとんど吸収されない。 基本情報 製品名:リンゼス 一般名:リナクロチド錠 効能・効果: ・便秘型過敏性腸症候群 ・慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く) グアニル…

【目次】【これだけは抑えておきたい】腸疾患治療薬

◆便秘治療薬 下剤共通事項 大腸刺激性下剤①(プルゼニド、センナ、アローゼン、アジャストA) 大腸刺激性下剤②(ラキソベロン、テレミンソフト) 酸化マグネシウム アミティーザ グーフィス ◆整腸剤 ビオフェルミン、ラックビー、ミヤBM ◆止瀉薬 ブスコパン…

【これだけは抑えておきたい】便秘治療薬:グーフィス

基本情報 胆汁酸トランスポーター阻害剤である。 薬剤性および症候性の便秘に対する使用経験はない。 1日1回10㎎を食前に経口投与する。 基本情報 製品名:グーフィス 一般名:エロビキシバット水和物錠 効能・効果:慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く…

【これだけは抑えておきたい】炎症性腸疾患治療薬:サラゾピリン

基本情報 スルファピリジンと 5-アミノサリチル酸(5-ASA)の酸性アゾ化合物であり、大腸の腸内細菌により分解される。 5-アミノサリチル酸(5-ASA)が治療活性を示す。 錠剤と坐剤がある。 基本情報 製品名:サラゾピリン 一般名:サラゾスルファピリジン錠…

【これだけは抑えておきたい】炎症性腸疾患治療薬:ペンタサ、アサコール、リアルダ

ペンタサはエチルセルロースでコーティングした腸溶剤である。 ペンタサは、腸溶剤ですが、小腸から大腸まで全域でメサラジンが放出されます。そのため、ペンタサは潰瘍性大腸炎だけではなく、小腸病変のクローン病にも効果があり適応があります。 アサコー…

【これだけは抑えておきたい】炎症性腸疾患治療薬:共通項

炎症性腸疾患にはクローン病や潰瘍性大腸炎などがある。 クローン病は栄養療法も行う。 薬物療法としては、5-ASA製剤、ステロイド、免疫抑制薬等がある。 炎症性腸疾患にはクローン病や潰瘍性大腸炎などがある。 炎症性腸疾患とは、大腸等の粘膜に炎症や潰瘍…

【これだけは抑えておきたい】過敏性腸症候群治療薬:イリボー

基本情報 セロトニン5-HT3受容体拮抗作用により、下痢型の過敏性腸症候群を改善する。 女性にも適応が追加され、使用可能になった。 基本情報 製品名:イリボー 一般名:ラモセトロン塩酸塩 効能・効果:下痢型過敏性腸症候群 セロトニン5-HT3受容体拮抗作用…

【これだけは抑えておきたい】過敏性腸症候群治療薬:セレキノン

基本情報 生理的な消化管運動を誘発し、大腸運動を正常化する。 錠剤と細粒の2種類がある。 慢性胃炎における消化器症状(腹部疼痛、悪心、噯気、 腹部膨満感) にも効能効果がある。 基本情報 製品名:セレキノン錠、細粒 一般名:トリメブチンマレイン酸塩…

【これだけは抑えておきたい】過敏性腸症候群治療薬:ポリフル、コロネル

基本情報 過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)における、下痢・便秘、消化器症状に改善作用を示す。 消化管から吸収されない。 症状の改善が認められない場合、長期にわたって漫然と使用しない(通常2週間)。 基本情報 製品名:ポリフル、コロ…

【これだけは抑えておきたい】止瀉薬:ブスコパン、ロペミン

安易に止瀉薬を用いない。 ブスコパンは抗コリン薬であり、M3受容体を遮断する。 ロペミンはオピオイドμ受容体に作用して、消化管運動を抑制する。 安易に止瀉薬を用いない。 下痢は、まずは原因が何かを鑑別することが大切です。特に食中毒等の感染症の場合…

【これだけは抑えておきたい】整腸剤:ビオフェルミン、ラックビー、ミヤBM

整腸剤の種類により、剤形が様々ある。 抗生剤による下痢の場合、耐性を持った薬剤を使用する。 湿気に注意して保管する。 整腸剤の種類により、剤形が様々ある。 整腸剤はビオフェルミンやラックビーやミヤBMなど様々ありますが、ビオフェルミンだけでも、…

【これだけは抑えておきたい】便秘治療薬:アミティーザ

基本情報 小腸からの水分分泌を促進し、便秘症状を改善する。 効能効果は慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く) 悪心の副作用が比較的多い。 基本情報 製品名:アミティーザ 一般名:ルビプロストンカプセル 効能・効果:慢性便秘症(器質的疾患による便…

【これだけは抑えておきたい】便秘治療薬:機械性下剤:酸化マグネシウム

基本情報 腸内の浸透圧を高めて、便を軟化し、便秘を改善する。 他の薬物との吸収や排泄に影響を与えることがある。 高マグネシウム血症に注意する。 基本情報 製品名:酸化マグネシウム 一般名:酸化マグネシウム 効能・効果: ・胃・十二指腸潰瘍、胃炎、…

【これだけは抑えておきたい】大腸刺激性下剤②:ラキソベロン、テレミンソフト

基本情報 ラキソベロンは錠剤と内用液の2種類がある。 テレミンソフトは坐剤である。 基本情報 大腸刺激性下剤、以下の2つは、ジフェニルメタン系の薬剤で、アントラキノン系の薬剤とはやや異なります。 ・ラキソベロン(ピコスルファート) ・テレミンソフ…

【これだけは抑えておきたい】大腸刺激性下剤①:プルゼニド、センナ、アローゼン、アジャストA

基本情報 就寝前服用が多い。 妊婦には原則禁忌である。 大腸黒皮症になる可能性がある。 基本情報 アントラキノン誘導体製剤は、主に以下の4つが販売され使用されています。 ・プルゼニド ・センナ ・アローゼン ・アジャストA これらを服用すると、大腸に…

【これだけは抑えておきたい】便秘治療薬:下剤:共通項

便秘に明らかな原因となる疾患がない場合は、まずは生活習慣や食生活の改善をする。 上記を行っても、便秘が続く場合は下剤を用いる。下剤は主に刺激性下剤と機械性下剤に分けられる。 刺激性下剤は、耐性や依存性が強いため第一選択薬には用いない。 便秘に…