【これだけは抑えておきたい】便秘治療薬:下剤:共通項
- 便秘に明らかな原因となる疾患がない場合は、まずは生活習慣や食生活の改善をする。
- 上記を行っても、便秘が続く場合は下剤を用いる。下剤は主に刺激性下剤と機械性下剤に分けられる。
- 刺激性下剤は、耐性や依存性が強いため第一選択薬には用いない。
便秘に明らかな原因となる疾患がない場合は、まずは生活習慣や食生活の改善をする。
便秘で安易に下剤の薬が処方されることがありますが、明らかな原因となる疾患がない場合は、まずは生活習慣や食生活の改善を行います。具体的には水分や食物繊維を多く含むものをこまめに摂取したらよいと言われています。
上記を行っても、便秘が続く場合は下剤を用いる。下剤は主に刺激性下剤と機械性下剤に分けられる。
生活習慣や食生活の改善を行っても、便秘が改善されない場合に、下剤を使います。下剤は主に以下の2つになります。
・刺激性下剤・・・腸を刺激することで、蠕動運動を促進させる。
・機械性下剤・・・便の水分調節をして、便を軟化させる。
最近では、これらに加えて、アミティーザやグーフィスも販売されています。
詳細については各論に記載しております。
刺激性下剤は、耐性や依存性が強いため第一選択薬には用いない。
上記のうち、刺激性下剤は、耐性や依存性が強い薬です。そのため、第一選択薬には別の機械性下剤等を使用します。
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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ver1. 2017.11
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