SGLT2阻害薬②:スーグラ
SGLT2阻害薬、今回からは各薬剤についてまとめていきます。
まずは、スーグラ(イプラグリフロジン)から。
◆ポイント◆
①日本初の選択的 SGLT2 阻害剤である。
②剤形が25㎎と50㎎の2種類ある。
③肝障害時は低用量から開始する。
①日本初の選択的 SGLT2 阻害剤である。
現在、本邦で数種類のSGLT2阻害剤が販売されていますが、一番初めて承認され販売された薬が販売された薬がスーグラです。
医療機関にもよりますが、当初はやはりスーグラの処方量が他に比べて多かったですし、薬剤師の皆さんもSGLT2阻害薬と言えば、まずこれが思い浮かぶと思います。
②剤形が25㎎と50㎎の2種類ある。
スーグラは錠剤で、25㎎と50㎎の2種類剤形があります。
ただ、初期用量が25㎎ではなく、効能効果は以下のとおりです。
「通常、成人にはイプラグリフロジンとして50mgを1日1 回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分 な場合には、経過を十分に観察しながら100mg1日1回ま で増量することができる。」
③肝障害時は低用量から開始する。
スーグラは、使用経験がなく安全性が確立していないため、重度の肝機能障害のある患者には慎重投与です。
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。