SGLT2阻害薬④:アプルウェイ、デベルザ

SGLT2阻害薬各論、続いてはアプルウェイ及びデベルザ(トホグリフロジン)です。

 

◆ポイント◆

①アプルウェイとデベルザの2種類で販売されている。

②SGLT2選択性が高い。

③プロベネシドとは併用注意である。

 

①アプルウェイとデベルザの2種類で販売されている。

トホグリフロジンは同一成分として、サノフィからはアプルウェイ、興和からはデベルザの名前で別々に販売されております。

両者間で有効成分は同じですし、錠剤に刻印されている印字は異なりますが、特に大きな違いはありません。

 

②SGLT2選択性が高い。

in vitroにおいて、トホグリフロジンのヒトSGLT2に対する阻害活性(Ki値:0.0029μmol/L)は、ヒトSGLT1に対する 阻害活性(Ki値:6.0μmol/L)の2,100倍強かったという結果があり、同系統薬剤に比べて、かなりSGLT2選択性が高い薬剤です。

 

プロベネシドとは併用注意である。

トホグリフロジンは、機序は不明ですが、プロベネシドと併用すると本剤のCmax が1.22倍、AUCが2.33倍 に増加するため、併用注意になっているのが特徴のため、注意が必要です。

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。