SGLT2阻害薬⑥:カナグル

SGLT2阻害薬各論、続いてはカナグル(カナグリフロジン)です。

 

◆ポイント◆

①剤形は100mgのみである。

②SGLT2への選択性が一番低い。

③未変化体の尿中割合が低い。

 

①剤形は100mgのみである。

カナグルは錠剤で剤形は100㎎のみです。割線もなく、用量調節ができず、1日1回朝に服用します。

 

②SGLT2への選択性が一番低い。

カナグルは、SGLT2を選択的に阻害しますが、IC50 値が4.2nmol/Lで、SGLT2阻害薬の中で一番SGLT2への選択性が低くなっております。

 

③未変化体の尿中割合が低い。

カナグルは、主としてUGT1A9及びUGT2B4により代謝され、未変化体の尿中排泄率は1%未満であり、未変化体の尿中割合は低いと言われています。

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。