SGLT2阻害薬⑦:ジャディアンス
SGLT2阻害薬各論、最後はジャディアンス(エンパグリフロジン)です。
◆ポイント◆
①剤形は10㎎と25㎎の2種類ある。
②CYPでほとんど代謝されない。
③吸収が早い。
①剤形は10㎎と25㎎の2種類ある。
ジャディアンスは剤形としては10㎎と25㎎の2種類あります。
通常、成人には10mgを1日1回朝に経口投与投与し、効果不十分な場合には、 経過観察しながら25mg1日1回に増量します。
②CYPでほとんど代謝されない。
ジャディアンスはCYPでほとんど代謝されず、 一部はUGT2B7、UGT1A3、UGT1A8及びUGT1A9によるグ ルクロン酸抱合により代謝されます。また、ジャディアンスはP-糖 蛋白(P-gp)及び乳癌耐性蛋白(BCRP)の基質であり、相互作用にも注意が必要です。
③吸収が早い。
ジャディアンスは、10mg1回の服用でTmaxが約1.5時間であり、吸収が早いと言われています。
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください