【これだけは抑えておきたい】高尿酸血症治療薬:コルヒチン
基本情報
製品名:コルヒチン
一般名:コルヒチン錠
痛風発作の緩解及び予防に使用する。
コルヒチンは、治療的投与法だけではなく、予防的投与法としても有用です。発作発現後、服用開始が早いほど効果的であると言われています。予防的投与法としては、発作 3~4 時間前に先行する予兆を感知したらできるだけ早く服用することが望ましいとされています。
細胞分裂及び、白血球、好中球の作用を阻止する。
コルヒチンは、細胞分裂や白血球、好中球の作用を抑えることで効果を発揮します。特に好中球の走化性因子(LTB4、IL-8)に対する反応性を著明に低下させることにより痛風の発作を抑制すると考えられています。
1日量 は1.8mgまでの投与にとどめることが望ましい。
コルヒチンの投与量の増加に伴い、下痢等の胃腸障害の発現が増加する報告があることから、痛風発作の緩解には通常、成人にはコルヒチンとして1 日1.8mgまでの投与にとどめることが望ましいとされています。
参考として、海外の臨床試験において、コルヒチン低用量(1.8mg/日)群と高用量(4.8mg/日)群の疼痛発作に関する有効性を比較したところ、両群に差がなく、また高用量群の方が下痢等の胃腸系有害事象の発現は高かったとされています。
~参考文献~
・コルヒチン添付文書
・コルヒチンインタビューフォーム
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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