高尿酸血症治療薬⑥:ベネシッド

高尿酸血症治療薬、今回も尿酸排泄促進薬に分類される、ベネシッド(プロベネシド)です。

 

◆ポイント◆

①尿酸排泄促進薬で、尿酸値を改善する。

②腎臓結石症又は高度の腎障害のある患者には禁忌である。

ペニシリン、パラアミノサリチル酸血中濃度維持に用いられることもある。

 

①尿酸排泄促進薬で、尿酸値を改善する。

ベネシッドもユリノーム同様、腎尿細管における尿酸の再吸収を抑制して尿中排泄を促進し、血中尿酸値を低下させ、高尿酸血症を改善します。

 

②腎臓結石症又は高度の腎障害のある患者には禁忌である。

ベネシッドは、尿中尿酸排泄量が増大することにより、腎臓結石症や高度の腎障害を悪化させる可能性があるため、禁忌です。また、ベネシッドは慢性腎不全 (特に糸球体濾過値30mL/分以下)の患者には無効とされています。

 

ペニシリン、パラアミノサリチル酸血中濃度維持に用いられることもある。

ベネシッドは、痛風以外にも、効能効果として、ペニシリン、パラアミノサリチル酸血中濃度維持もあります。

ベネシッドはペニシリン、パラアミノサリチル酸の腎尿細管における排泄を抑制することにより、高い血中濃度を維持することが可能です。重症感染症等で特に高い血中濃度を必要とする場合に有効であるとされています。

 

上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。