骨粗鬆症治療薬①:ビスホスホネート製剤共通項

今回からは、骨粗鬆症治療薬についてまとめます。

まずは処方量が多い、ビスホスホネート製剤についてまとめます。

具体的な薬剤は次回以降各論で触れますが、今回はビスホスホネート製剤の共通項をまとめます。

 

◆ポイント◆

破骨細胞阻害作用により、骨吸収を抑制する。

②起床時に十分量(約180mL)の水とともに服用し、服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲食並びに他の薬剤の経口摂取も避ける。

③顎骨壊死や顎骨骨髄に注意が必要。

 

破骨細胞阻害作用により、骨吸収を抑制する。

ビスホスホネート製剤は、破骨細胞の機能を阻害することで、骨吸収を抑制し、骨粗鬆症を改善します。

 

②起床時に十分量(約180mL)の水とともに服用し、服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲食並びに他の薬剤の経口摂取も避ける。

ビスホスホネート製剤は、例外の製剤もありますが、概ね上記のような服用法で服用します。水以外の飲料(Ca/Mg等の含量の特に高いミネラ ルウォーターを含む)や食物あるいは他の薬剤と同時に服用すると、ビスホスホネート製剤の吸収を妨げることがあるので注意が必要です。また、食道炎や食道潰瘍に注意するため、服用後30分は横にならないようにします。

薬剤師は服薬指導で患者に毎日のように言う機会も多いと思います。

 

③顎骨壊死や顎骨骨髄炎に注意が必要。

ビスホスホネート製剤で、顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがあり、報告された症例の多くが抜歯等の顎骨に対する侵襲的な歯科処置や局所感染に関連して発現しているとされています。したがって、ビスホスホネート製剤投与中に侵襲的な歯科処置が必要になった場合には本剤の休薬等を考慮し、定期的に歯科医に受診している場合には服用している旨を伝達しなければいけません。

 

上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。