骨粗鬆症治療薬⑦:エビスタ

骨粗鬆症治療薬、今回はエビスタ(ラロキシフェン)です。

 

◆ポイント◆

①SERMに分類される閉経後骨粗鬆症治療薬である。

静脈血栓塞栓症に注意が必要。

③1日1回の服用で効果を発揮する。

 

①SERMに分類される閉経後骨粗鬆症治療薬である。

エビスタはSERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター:Selective Estrogen Receptor Modulator)に分類される薬剤です。

閉経後は、エストロゲンが低下して、骨粗鬆症になるリスクが高まります。エストロゲンの量を増やして、骨粗鬆症を改善できればよいのですが、子宮や乳房にもエストロゲンが作用するとそちらに影響が出る可能性があります。エビスタは選択的に骨に作用し、エストロゲン受容体に結合後、骨代謝回転に関与するサイトカインを介して、 エストロゲンと同様な骨吸収抑制作用を示します。子宮や乳房には抗エストロゲン作用を示します。

 

静脈血栓塞栓症に注意が必要。

エビスタ服用により、静脈血栓塞栓症深部静脈血栓症肺塞栓症、網膜静脈血栓症等)が現れることがあり、下肢の疼痛・浮腫等の症状が出ればすぐに医師に受診するよう注意喚起されています。また、長期不動状態(術後回復期、長期安静期等)に入る3日前にはエビスタの服用を中止し、完全に歩行可能になるまでは投与を再開しないよう注意喚起されています。

 

③1日1回の服用で効果を発揮する。

ビスホスホネート製剤は1週間に1回や、月に1回服用のものもありましたが、エビスタは毎日服用します。1日1回で、食事や時間に関係なく服用可能です。

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。