【これだけは抑えておきたい】躁うつ病治療薬:リーマス
基本情報
製品名:リーマス錠
一般名:炭酸リチウム製剤
躁病および躁うつ病の躁状態に効能効果がある。
リーマスは、作用機序はまだ完全に解明されていません。中枢神経系における、NA作動系、DA作動系、5HT作動系において、多くの作用が複合的に関連して作用するものと推測されています。リーマスを服用することにより、躁病および躁うつ病の躁状態を改善します。
リチウム中毒に注意する。
リチウムの血中濃度の治療域と中毒域は近く、リチウム中毒防止のため、服用時には定期的な血中濃度の測定(TDM)が必要です。
投与初期又は用量を増量したときには維持量が決まるまでは1週間に1回を目途に、維持量の投与中には2~3ヵ月に1回を目途に行います。
リチウムの体内貯留を起こしやすい状態にある患者は禁忌である。
上記に関連してですが、リチウムの体内貯留を起こしやすい状態にある患者は禁忌です。
例えば、腎障害のある患者、衰弱又は脱水状態にある患者、発熱・発汗又は下痢を伴う疾患のある患者、食塩制限患者などです。これらの患者ではリチウムの毒性を強める可能性があります。
~参考文献~
・リーマス添付文書
・リーマスインタビューフォーム
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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ver1. 2018.4
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