躁うつ病治療薬⑧:パキシル

抗うつ薬SSRI、続いてはパキシルパロキセチン)です。

 

◆ポイント◆

①錠剤とCR錠の2規格ある。

②錠剤はうつ病以外にもいくつか適応を持つ。

③突然の投与中止を避ける。

 

①錠剤とCR錠の2規格ある。

パキシルは、錠剤と、徐放性製剤であるCR錠の2規格あります。錠剤は、5㎎/10mg/20mg、CR錠は12.5㎎と25㎎がそれぞれ発売されています。原則として、 5 mg錠は減量又は中止時のみに使用します。

CR錠は、徐放性の二層錠に腸溶性フィルムコーティングを施した、放出制御型の腸溶性徐放錠です。

 

②錠剤はうつ病以外にもいくつか適応を持つ。

パキシルは、錠剤では、うつ病以外にも、用量はそれぞれ異なりますが、パニック障害強迫性障害社会不安障害PTSDにも適応を持ちます。投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節するよう添付文書に注意喚起されています。ただ、CR錠ではうつ病うつ状態にしか適応がありません。

 

③突然の投与中止を避ける。

パキシルは突然の中止により、めまい、 知覚障害、 睡眠障害(悪夢を含む)、不安、焦燥、振戦、錯乱、発汗、頭痛、下痢等があらわれることがあります。症状の多くは投与中止後数日以内にあらわれ、軽症から中等症であり、 2 週間程で軽快しますが、患者によっては重症であったり、また、 回復までに 2 -3 ヵ月以上かかる場合もあるため、突然の中止には十分に気を付けます。

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。