ビタミンD3の補給は2型糖尿病の発症を抑制できず
D2d試験。
2型糖尿病のリスクが高い人に、1日当たり4000IUの用量でビタミンD3を補給しても、糖尿病のリスクがプラセボよりも有意に低くなることはなかった。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1900906
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◆背景
これまでビタミンDの補給が糖尿病のリスクを抑えるかどうかはよく知られていない。
◆対象
・男女2423例。過体重で検査値等より糖尿病発症リスクが高い人たち。
・ランダムに対象者をビタミンD投与群とプラセボ投与群で割り付け、2.5年間(中央値)追跡。
◆結果
・主要評価項目:糖尿病の新規発症 HR 0.88(95%信頼区間 0.75-1.04; P=0.12)
・安全性と忍容性は変わらず。