【これだけは抑えておきたい】 3成分配合COPD治療薬:ビレーズトリ
基本情報
製品名:ビレーズトリ
一般名:ブデソニド/グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物製剤
効能・効果:
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合
3成分配合剤である。
COPDは、増悪を繰り返す場合、ガイドラインでも配合剤等の使用を考慮することが推奨されていました。
そして、「LABA+LAMAの使用によってもなお増悪を繰り返す患者」、あるいは「ICS/LABAで治療しても強い症状が認められる患者」には、ICS+LAMA+LABAの3剤併用療法を行う必要があると考えられていました。
COPDは長期にわたり、他の合併症で複数の薬剤を併用していることが多いため、アドヒアランス向上につながるよう、利便性を考慮して3成分配合剤が開発されました。
★ビレーズトリ:ブデソニド(ICS)+グリコピロニウム(LAMA)+ホルモテロール(LABA)★
吸入剤はpMDIである。
ビレーズトリはエアゾール剤で、pMDI製剤です。
通常、成人には、1日2回、1回2吸入ずつ吸入します。
また、この吸入器ですが、ビベスピと同様に、目盛りの表示は10回噴霧するごとに1回しか進みません。毎回進むものではないため、注意が必要です。
~参考文献~
・ビレーズトリ添付文書
・ビレーズトリインタビューフォーム
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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ver1. 2020.1
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