【これだけは抑えておきたい】トリプタン製剤:イミグラン
- 基本情報
- イミグランのみ、他トリプタン製剤と異なり、錠剤のほかに注射や点鼻液がある。
- 第1世代の薬剤であり、使用経験が豊富。注射薬は、片頭痛以外に群発頭痛にも適応がある。
- 追加投与の時間は剤形により異なる。
基本情報
製品名:イミグラン錠/注/キット/点鼻液
一般名:スマトリプタン製剤
イミグランのみ、他トリプタン製剤と異なり、錠剤のほかに注射や点鼻液がある。
イミグランは剤形として、以下のように錠剤以外に、注射、自己注射用、点鼻液の4種類あります。
・イミグラン錠50
・イミグランキット皮下注3mg
・イミグラン注3
・イミグラン点鼻液20
経口投与以外のトリプタン製剤があるのは、現在イミグランのみです。剤形が異なるので、効果発現時間も変わってきます。
第1世代の薬剤であり、使用経験が豊富。注射薬は、片頭痛以外に群発頭痛にも適応がある。
イミグランはトリプタン製剤の中で、一番初めに開発された薬剤であり、剤形も多く使用経験が豊富です。 また、注射薬のみですが、片頭痛以外にも群発頭痛にも適応を持っている薬剤です。錠剤や点鼻薬には群発頭痛の適応はありません。また、他のトリプタン製剤にも群発頭痛の適応を持っているものは現時点ではありません。
追加投与の時間は剤形により異なる。
効果不十分の場合追加投与することがありますが、イミグランは剤形により、あけなければならない時間が異なります。
・イミグラン錠:1回1錠効果不十分の場合、1回2錠投与可。1日最大4錠まで、追加投与は2時間以上あける。
・イミグラン点鼻液:1回1個。1日最大2個まで、追加投与は2時間以上あける。
・イミグラン注:1回の頭痛発作において、初回投与で頭痛が軽減した場合には、24時間以内に起こった次の発作に対して追加投与することができるが、 2回の投与の間には少なくとも1時間の間隔をおく。
~参考文献~
・イミグラン添付文書
・イミグランインタビューフォーム
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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