片頭痛予防薬

片頭痛治療薬の予防薬で代表的なものは以下の3つであり、まとめます。

 

◆ポイント◆

バルプロ酸

②ロメリジン

③プロプラノロール

 

バルプロ酸

バルプロ酸(デパケン)は抗てんかん薬です。脳内でグルタミン酸脱炭酸酵素の活性化とGABAアミノ基転移酵素阻害により、GABAレベルを増加させ神経細胞の興奮性を抑制します。ガイドラインでは、月に2回以上頭痛発作がある片頭痛患者にバルプロ酸を経口投与すると、1か月あたりの発作回数を減少させることが期待でき、推奨グレードAとされています。また、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には原則禁忌です。

 

②ロメリジン

ロメリジン(ミグシス、テラナス)はCa拮抗薬です。Ca拮抗薬は主に降圧薬として使用されていますが、Caチャネルを遮断し、片頭痛の前兆期に生じる脳血管収縮を抑制します。ガイドラインでは、月に2回以上頭痛発作がある片頭痛患者にロメリジンを10mg/日経口投与すると、8週後には64%の患者で片頭痛発作の頻度、程度が期待できるとされ、推奨グレードBとされています。

 

③プロプラノロール

プロプラノロール(インデラル)はβ遮断薬です。β遮断薬は主に高血圧、冠動脈疾患、頻拍性不整脈治療薬として、使用されますが、片頭痛予防薬としても使用され、ガイドラインでは推奨グレードAとされています。また、プロプラノロールはリザトリプタン(マクサルト)と併用すると、リザトリプタンの血中濃度が増加するので併用禁忌とされています。

 

参考URL 日本頭痛学会 慢性頭痛の診療ガイドライン2013 http://www.jhsnet.org/GUIDELINE/gl2013/145-187_2-3.pdf

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。