【これだけは抑えておきたい】ベンゾジアゼピン系睡眠薬:エバミール、ロラメット

 

基本情報

製品名:エバミールロラメット

一般名:ロルメタゼパム

効能・効果:不眠症

 

短時間型睡眠薬として分類される。

エバミールロラメットレンドルミンと同様、分類としては短時間型睡眠薬として分類されます。半減期は約10時間であり、レンドルミンに比べると長いので、中時間型に近い使い方もできると考えられます。

 

代謝にCYPが関与しない。

ベンゾジアゼピン睡眠薬のほとんどは、CYP阻害薬と併用に注意が必要であります。ただ、このロルメタゼパム代謝にはほとんどCYPが関与しません。したがって、肝障害の患者さんや高齢者にも使用しやすいお薬です。ロルメタゼパムは構造中に水酸基を持つため、主に直接グルクロン酸抱合され排泄されるとのことです。

 

高齢者には1回2mgまで。

高齢者には1回2mgを超えないことと、添付文書に記載があります。また「高齢者では、少量から投与を開始することと。」と他のベンゾジアゼピン睡眠薬にも共通している記載があります。

 

 

~参考文献~

エバミールロラメット添付文書

エバミールロラメットインタビューフォーム

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。

※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。

 

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ver1. 2017.10

ver2. 2020.2

 

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