【これだけは抑えておきたい】認知症治療薬(ChE阻害薬):レミニール
基本情報
製品名:レミニール錠/OD錠/内用液
一般名:ガランタミン臭化水素酸塩
効能・効果:軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
ニコチン性アセチルコリン受容体の増強作用を持つ。
レミニールはアセチルコリンエステラーゼ阻害作用の他に、ニコチン性アセチルコリン受容体(nAch受容体)へのアロステリック増強作用(APL作用)を併せもつ薬剤です。アロステリック部位に結合し、アセチルコリンによるシグナル伝達を増強します。
高度のアルツハイマー型認知症には使用できない。
レミニールは、アリセプトと異なり、重症度が高度なアルツハイマー型認知症には使用できません。軽度から中等度のみの適応となります。またレミニールとアリセプトの併用等、ChE阻害薬同士の併用は行いません。
1日2回服用である。
レミニールは半減期が約8-10時間であり、1日2回服用します。ちなみにアリセプトは1日1回の服用です。
また、レミニールは、剤形として錠剤、OD錠、内用液があり、患者のコンプライアンスに合わせて選ぶことが可能です。
~参考文献~
・レミニール添付文書
・レミニールインタビューフォーム
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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ver1. 2017.11
ver2. 2020.2
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