酸分泌抑制薬:H2受容体拮抗薬

今回は、PPIと並び消化性潰瘍の治療に重要なH2受容体拮抗薬についてまとめます。 H2受容体拮抗薬には、以下のような薬があります。

ガスターファモチジン

・ザンタック(ラニチジン)

タガメット(シメチジン)

アシノンニザチジン

・プロテカジン(ラフチジン)

アルタット(ロキサチジン)

 

◆ポイント◆

①H2受容体を遮断することで、胃酸分泌を抑制する。

②腎排泄型であり、腎機能低下時には注意が必要。

PPIが消化性潰瘍の第一選択薬だが、使用できない場合等に用いる。

 

①H2受容体を遮断することで、胃酸分泌を抑制する。

H2受容体拮抗薬はH2ブロッカーとも呼ばれ、胃の壁細胞の基底膜側にあるヒスタミンH2受容体において、ヒスタミンと拮抗することで、胃酸分泌を抑制します。また、ペプシンの分泌の抑制作用も用います。

 

②腎排泄型であり、腎機能低下時には注意が必要。

PPIは肝臓で代謝される薬が多いですが、H2受容体拮抗薬は腎排泄型が多く、腎機能低下時や透析時には注意が必要な薬が多くあります。

 

PPIが消化性潰瘍の第一選択薬だが、使用できない場合等に用いる。

PPIの項目でも触れましたが、PPIの方がより根元から胃酸分泌を抑えるので、H2受容体拮抗薬よりも作用が強力であり、消化性潰瘍の初期治療にはPPIが第一選択となります。そのため、PPIと異なり1日2回服用が多いです。ただ、PPIと異なり、H2受容体拮抗薬は投与制限がありません。

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。