【これだけは抑えておきたい】大腸刺激性下剤②:ラキソベロン、テレミンソフト
基本情報
大腸刺激性下剤、以下の2つは、ジフェニルメタン系の薬剤で、アントラキノン系の薬剤とはやや異なります。
・ラキソベロン(ピコスルファート)
・テレミンソフト(ピサコジル)
ラキソベロンは錠剤と内用液の2種類がある。
ラキソベロン(ピコスルファートナトリウム水和物)は、胃、小腸ではほとんど作用せず、大腸細菌叢由来の酵素アリルスルファターゼにより加水分解され、活性型のジフェノール体となり、腸管蠕動運動を亢進し、水分吸収を阻害し、便秘を改善します。
ラキソベロンは錠剤と内用液の2種類があり、内用液は年齢や症状により適宜調節が可能です。
テレミンソフトは坐剤である。
テレミンソフト(ピサコジル)は結腸や直腸の粘膜に選択的に作用して蠕動運動を促進します。テレミンソフトは坐剤であり、2mgと10mgの2種類があります。通常2mgは乳幼児に、10mgは成人に使用されます。
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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