2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【これだけは抑えておきたい】高尿酸血症治療薬:コルヒチン

基本情報 痛風発作の緩解及び予防に使用する。 細胞分裂及び、白血球、好中球の作用を阻止する。 1日量 は1.8mgまでの投与にとどめることが望ましい。 基本情報 製品名:コルヒチン 一般名:コルヒチン錠 効能・効果:痛風発作の緩解及び予防、家族性地中海…

前立腺肥大症治療薬④:ザルティア

前立腺肥大症治療薬、最後はザルティアです。 ◆ポイント◆ ①PDE5阻害作用により、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善する。 ②心血管系障害に注意。 ③単剤で対処療法での使用である。 ①PDE5阻害作用により、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善する。 ザルティア…

前立腺肥大症治療薬③:プロスタール、パーセリン

前立腺肥大症治療薬、今回は抗アンドロゲン薬のプロスタール(クロルマジノン)、パーセリン(アリルエストレノール)です。 ◆ポイント◆ ①抗アンドロゲン作用により、前立腺肥大を改善する。 ②根治療法ではないことに注意する。 ③プロスタール錠は、前立腺癌…

前立腺肥大症治療薬②:アボルブ

前立腺肥大症治療薬、今回はアボルブ(デュタステリド)です。 ◆ポイント◆ ①5α還元酵素阻害薬である。 ②女性や小児には禁忌である。 ③治療として、α1遮断薬との併用療法が推奨される場合がある。 ①5α還元酵素阻害薬である。 ジヒドロテストステロンは前立腺…

前立腺肥大症治療薬①:選択的α1受容体遮断薬

今回からは、前回に引き続き泌尿器疾患で、代表的な疾患である前立腺肥大症治療薬についてまとめていきます。 まずは、良く用いられて第一選択薬として種類も豊富な、選択的α1受容体遮断薬についてです。 いま、選択的α1受容体遮断薬として用いられている前…

過活動膀胱治療薬④:スピロペント

過活動膀胱治療薬、最後はスピロペント(クレンブテロール)についてです。 ◆ポイント◆ ①β2受容体を刺激して、外尿道括約筋を収縮して、腹圧性尿失禁を改善する。 ②1日2回朝晩に服用する。 ③動悸や振戦等の副作用に注意する。 ①β2受容体を刺激して、外尿道括…

過活動膀胱治療薬③:ブラダロン

過活動膀胱治療薬、次はブラダロンです。 ◆ポイント◆ ①膀胱平滑筋に対し弛緩作用を示して、頻尿や残尿感を改善する。 ②錠剤と顆粒剤の2種類ある。 ③幽門、十二指腸及び腸管が閉塞している患者や、下部尿路に高度の通過障害のある患者には禁忌である。 ①膀胱…

過活動膀胱治療薬②:抗コリン薬

過活動膀胱治療薬、今回は抗コリン薬について1回でまとめます。 過活動膀胱治療薬で抗コリン薬は、以下のように数種類あります。 ・ベシケア(ソリフェナシン) ・バップフォー(プロピベリン) ・ウリトス、ステーブラ(イミダフェナシン) ・ポラキス、ネ…

過活動膀胱治療薬①:ベタニス

今回からは、過活動膀胱(Overactive Bladder;OAB)治療薬についてまとめていきます。 過活動膀胱は、男女問わず、加齢に伴い、有病率が増加する疾患で、尿意切迫感を必須症状とします。 過活動膀胱治療薬は大きく分けて、抗コリン薬とβ3受容体刺激薬の2種…

甲状腺機能低下症治療薬②:チロナミン

甲状腺機能低下症治療薬、次はチロナミンです。 ◆ポイント◆ ①T3製剤である。 ②初期用量から徐々に増量する。 ③鉄剤やアルミニウム製剤とは併用注意である。 ①T3製剤である。 チラーヂンはT4製剤で、体内でT3に変換されますが、チロナミンはT3製剤でそのまま…

甲状腺機能低下症治療薬①:チラーヂン

前回まで2回にわたり、甲状腺機能亢進症とその治療薬についてお話してきました。 今回から2回にわたり、甲状腺機能低下症とその治療薬についてまとめていきます。 甲状腺機能低下症は、甲状腺機能亢進症と逆で、体内で甲状腺ホルモンが低下している状態によ…

甲状腺機能亢進症治療薬②:チウラジール、プロパジール

甲状腺機能亢進症治療薬、続いてはチウラジール、プロパジール(プロピルチオウラシル)です。 ◆ポイント◆ ①一般的には、メルカゾールより効果は弱いと言われている。 ②薬剤性過敏症候群が起こる可能性がある。 ③妊娠時は、メルカゾール服用よりも良いかもし…

甲状腺機能亢進症治療薬①:メルカゾール

今回からは、甲状腺疾患治療薬についてまとめます。 まずは、甲状腺機能亢進症の治療薬についてです。 甲状腺機能亢進症とは、バセドウ病等が特徴的な疾患で、甲状腺ホルモンが増えすぎることにより、激しい運動をずっとし続けているような状態になり、頻脈…

SGLT2阻害薬⑦:ジャディアンス

SGLT2阻害薬各論、最後はジャディアンス(エンパグリフロジン)です。 ◆ポイント◆ ①剤形は10㎎と25㎎の2種類ある。 ②CYPでほとんど代謝されない。 ③吸収が早い。 ①剤形は10㎎と25㎎の2種類ある。 ジャディアンスは剤形としては10㎎と25㎎の2種類あります。 …

SGLT2阻害薬⑥:カナグル

SGLT2阻害薬各論、続いてはカナグル(カナグリフロジン)です。 ◆ポイント◆ ①剤形は100mgのみである。 ②SGLT2への選択性が一番低い。 ③未変化体の尿中割合が低い。 ①剤形は100mgのみである。 カナグルは錠剤で剤形は100㎎のみです。割線もなく、用量調節がで…

SGLT2阻害薬⑤:ルセフィ

SGLT2阻害薬各論、続いてはルセフィ(ルセオグリフロジン)です。 ◆ポイント◆ ①剤形は2.5㎎と5㎎の2種類ある。 ②CYPで代謝される。 ①剤形は2.5㎎と5㎎の2種類ある。 ルセフィは剤形として、錠剤で2.5㎎と5㎎の2種類あります。 用法としては、1日1回2.5mg を1…

SGLT2阻害薬④:アプルウェイ、デベルザ

SGLT2阻害薬各論、続いてはアプルウェイ及びデベルザ(トホグリフロジン)です。 ◆ポイント◆ ①アプルウェイとデベルザの2種類で販売されている。 ②SGLT2選択性が高い。 ③プロベネシドとは併用注意である。 ①アプルウェイとデベルザの2種類で販売されている。…

SGLT2阻害薬③:フォシーガ

SGLT2阻害薬各論、続いてはフォシーガ(ダパグリフロジン)です。 ◆ポイント◆ ①剤形は5㎎と10㎎の2種類ある。 ②用法は1日1回投与である。 ①剤形は5㎎と10㎎の2種類ある。 フォシーガは錠剤で、5㎎と10㎎の2剤あります。 通常は5㎎から開始して、効果不十分な…

SGLT2阻害薬②:スーグラ

SGLT2阻害薬、今回からは各薬剤についてまとめていきます。 まずは、スーグラ(イプラグリフロジン)から。 ◆ポイント◆ ①日本初の選択的 SGLT2 阻害剤である。 ②剤形が25㎎と50㎎の2種類ある。 ③肝障害時は低用量から開始する。 ①日本初の選択的 SGLT2 阻害…

ここ最近の雑感

少しまた更新が滞っておりました。 この1週間は他の人のブログの記事などを見ていて、色々と勉強したり、参考にしたりしておりました。 皆さんやはりすごく意識が高く、文章や内容のレベルも高く、自分では真似できないなあって思う所が多々あります。 ただ…

1日1本の喫煙でも心血管リスク大

今回は、趣向を変えて、最新の医療記事からピックアップします。 medical-tribune.co.jp Low cigarette consumption and risk of coronary heart disease and stroke: meta-analysis of 141 cohort studies in 55 study reports. (PMID:29367388) 1日1本の…