【これだけは抑えておきたい】喘息・COPD治療薬:LABA ホクナリンテープ

 

基本情報

製品名:ホクナリンテープ

一般名:ツロブテロール経皮吸収型テープ

効能・効果:気管支喘息COPD

 

※ホクナリンはテープだけでなく、錠剤やドライシロップもありますが、この項ではホクナリンテープについて解説します。

 

長時間作用型β2刺激薬(LABA)である。

ホクナリンテープは、長時間作用型β2刺激薬に分類されます。長時間作用するため、気管支喘息COPDの諸症状を改善します。

 

ICSと併用して使用する。

気管支喘息の治療の基本は吸入ステロイド薬(ICS)です。ホクナリンテープはICSで症状の改善が見られない場合や、ICSとの併用が適切と判断された場合にのみ、ICSと併用で使用します。通常は、ホクナリンテープ単剤では使用しません。

 

また、ホクナリンテープは6か月以上の小児でも使用可能です。

 ☞ホクナリンテープ用法

  ・成人:2mgを1日1回

  ・9歳以上の小児:2mgを1日1回

  ・3-9歳未満の小児:1mgを1日1回

  ・0.5-3歳未満の小児:0.5mgを1日1回

 

副作用が比較的少ない。

吸入ステロイド薬でもそうですが、貼付製剤で経口薬と比べて局所作用型の薬剤ですので、副作用は比較的少ないです。

また、ホクナリンテープは貼付部位は、胸部、背部、上腕部ですが、いずれでも吸収の差はありません。

 

~参考文献~

ホクナリンテープ添付文書

ホクナリンテープインタビューフォーム

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。

※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。

 

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ver1. 2019.12

 

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