エルゴタミン製剤

片頭痛治療薬、エルゴタミン製剤についてまとめます。

エルゴタミン製剤は、ジヒデルゴットが販売中止になり、現在はクリアミン錠が該当します。

 

◆ポイント◆

①中等度~重度の急性期治療で、トリプタン製剤やNSAIDSで頻回に頭痛再燃が見られる場合は使用価値がある。

セロトニン5-HT1B/1D受容体を刺激及びアドレナリンα1受容体の部分アゴニスト活性を持つ。

③副作用として、悪心が多く、妊婦には使用禁忌。

 

①中等度~重度の急性期治療で、トリプタン製剤やNSAIDSで頻回に頭痛再燃が見られる場合は使用価値がある。

トリプタン製剤に比べ、比較試験ではいずれも有効性が劣っており、中等度~重度の急性期治療薬は、第一選択薬はトリプタン製剤です。トリプタン製剤やNSAIDSが無効なら、エルゴタミン製剤を考えます。 ただ、効果がなかった場合、トリプタン製剤を24時間以内に使用できないため、使いづらいという現状です。

 

セロトニン5-HT1B/1D受容体を刺激及びアドレナリンα1受容体の部分アゴニスト活性を持つ。 エルゴタミン製剤はトリプタン製剤と同様にセロトニン5-HT1B/1D受容体を刺激しますが、アドレナリンα1受容体の部分アゴニスト活性を持ちます。

 

③副作用として、悪心が多く、妊婦には使用禁忌。

エルゴタミン製剤は子宮収縮作用、血管収縮作用があり、流産早産の可能性があるため、添付文書と米国FDAでは禁忌とされています。 ちなみに妊娠期間中のトリプタン製剤使用の安全性は確立されておらず、アセトアミノフェンが勧められているようです。 また副作用として、悪心や嘔吐が多いと報告されています。

 

参考URL 日本頭痛学会 慢性頭痛の診療ガイドライン2013 http://www.jhsnet.org/GUIDELINE/gl2013/114-144_2-2.pdf

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。