オレキシン受容体拮抗薬:ベルソムラ

不眠症治療薬、最後にオレキシン受容体拮抗薬である、ベルソムラ(スボレキサント)です。

 

◆ポイント◆

オレキシン神経系の働きを遮断し、睡眠をもたらす。

②CYP3Aを強く阻害する薬剤と併用禁忌。

③悪夢等の副作用に注意。

 

オレキシン神経系の働きを遮断し、睡眠をもたらす。

オレキシンとは覚醒/睡眠を調整する重要な神経伝達物質です。 ベルソムラは覚醒保持に関連したオレキシン神経系の働きを遮断し、睡眠をもたらします。ベンゾジアゼピン睡眠薬メラトニン受容体作動薬とは全く異なる新規の薬剤です。

 

②CYP3Aを強く阻害する薬剤と併用禁忌。

添付文書に以下の記載があります。 「CYP3Aを阻害する薬剤(ジルチアゼム、ベラパミル、フルコナゾール等)との併用により、スボレキサントの血漿中濃度が上昇し、傾眠、疲労、入眠時麻痺、睡眠時随 伴症、夢遊症等の副作用が増強されるおそれがあるため、これらの薬剤を併用する場合は1日1回10mgへの減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察すること。」

 

③悪夢等の副作用に注意。

ベルソムラの副作用として、機序は明確ではないですが、悪夢、異常な夢、入眠時幻覚等の副作用がみられます。転倒や健忘等はベンゾジアゼピン睡眠薬に比べると少ないですが、上記症状が他の睡眠薬に比べて明らかに多いので注意が必要です。

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。