【これだけは抑えておきたい】ベンゾジアゼピン系抗不安薬:共通項

 

短時間型、中時間型、長時間型、超長時間型に分類される。

ベンゾジアゼピン抗不安薬は、半減期により以下の4つに分類されます。

・短時間型:エチゾラムデパス)、クロチアゼパム(リーゼ)、フルタゾラム(コレミナール)

・中時間型:アルプラゾラム(コンスタン、ソラナックス)、ロラゼパムワイパックス)、ブロマゼパムレキソタンセニラン

・長時間型:ジアゼパムセルシンホリゾン)、オキサゾラム(セレナール)、フルジアゼパムエリスパン)、メキサゾラム(メレックス)、クロキサゾラム(セパゾン)、メタゼパム(レスミット)等

・超長時間型:ロフラゼプ酸エチル(メイラックス)、フルトプラゼパム(レスタス)

 

ベンゾジアゼピン受容体に結合し、抑制性のGABA系神経の機能を亢進させる

ベンゾジアゼピン抗不安薬は、ベンゾジアゼピン睡眠薬と同様、ベンゾジアゼピン受容体に結合し、抑制性のGABA系神経の機能を亢進させます。また、大脳辺縁系や大脳皮質の神経過活動を抑制し、抗不安作用を示します。

 

ベンゾジアゼピン睡眠薬と同様の副作用が出る可能性があることに注意する。

ベンゾジアゼピン抗不安薬は、ベンゾジアゼピン睡眠薬と同様、半減期の長さで分類されますが、副作用等も同様の挙動を示します。 すなわち、半減期が短い薬剤は、依存や耐性を生じやすく、離脱症状などが起こりやすいです。また半減期が長い薬剤は持ち越し効果が生じる可能性があります。 依存や副作用を防止するために、ベンゾジアゼピン抗不安薬は必要最低限の使用に留めることが望ましいです。ちなみに依存は使用後4週間で形成される可能性があると言われています。

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。

※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。

 

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ver1. 2017.10

ver2. 2020.2

 

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