2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2型糖尿病患者でDPP-4阻害薬の使用は水疱性類天疱瘡のリスクを少なくとも2倍にした

2型糖尿病患者でDPP-4阻害薬の使用は水疱性類天疱瘡のリスクを少なくとも2倍にした https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31182489/ ----- ◆結果 ・英国の大規模コホート研究。(168774人) ・DPP-4阻害薬の使用は水疱性類天疱瘡のリスク増加と関連してい…

経口セマグルチド投与はMACEのリスクを増加させず、全死亡を減少させた

PIONEER6試験。 経口セマグルチド投与はMACEのリスクをプラセボに比べて増加させず、全死亡は約50%減少した。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1901118 ----- ◆背景 GLP1受容体作動薬の経口薬の試験。 ◆対象・方法 ・心血管リスクが高い2型糖尿…

2型糖尿病の強化療法群の心血管イベントリスクの低下は認められず

VADT試験。 2型糖尿病の強化療法vs標準療法の15年追跡。 追跡期間で、強化療法群の心血管イベントリスクの有意な低下は認められなかった。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1806802 ----- ◆対象・方法 ・2型糖尿病の退役軍人1791例を対象に中央…

カナグリフロジンは腎不全と心血管イベントのリスクを有意に低下させる

CREDENCE試験 腎疾患のある2型糖尿病患者にカナグリフロジンを投与すると、プラセボに比べ、腎不全と心血管イベントのリスクが有意に低下した。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1811744 ----- ◆背景 2型糖尿病は腎不全の主な原因だが、有効な…

抗CD3抗体のTeplizumabは1型糖尿病の進行を遅らせるかもしれない

Teplizumabの第Ⅱ相臨床試験。 抗CD3抗体のTeplizumabは1型糖尿病の進行を遅らせるかもしれない。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1902226 ----- ◆対象 ・糖尿病ではないが、1型糖尿病の発症リスクが高い患者76名。 ・Teplizumab 44人、プラセ…

ビタミンD3の補給は2型糖尿病の発症を抑制できず

D2d試験。 2型糖尿病のリスクが高い人に、1日当たり4000IUの用量でビタミンD3を補給しても、糖尿病のリスクがプラセボよりも有意に低くなることはなかった。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1900906 ----- ◆背景 これまでビタミンDの補給が糖…

COPD患者の吸入ステロイド薬の使用は、肺癌のリスクを減らす可能性がある

COPD患者のICS(吸入ステロイド薬)の使用は、肺癌のリスクを減らす可能性がある。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/30956205/ PMID:30956205 ----- ◆結果 ・50歳以上のCOPD患者で39676人の調査。 ・ICSの使用で、肺癌のリスクを30%低減した。 HR=0…

重症好酸球性喘息患者において、オマリズマブからメポリズマブへの切り替えで喘息コントロールが改善した

OSMO試験。 コントロールされていない重症好酸球性喘息患者において、オマリズマブからメポリズマブに切り替えると、喘息コントロールや健康状態、喘息増悪率が有意に改善した。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31049972/ PMID:31049972 ----- ◆結…

喘息患者でOCSを継続して使用していた場合、OCS関連疾患の発生率及び全死亡率が増加した

喘息患者でOCSを継続して使用していた場合、OCSを断続的に使用していたかあるいは使用していないものと比べて、OCS関連疾患の発生率及び全死亡率が増加した。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31095758/ PMID:31095758 ----- ◆結果 ・スウェーデンの…

軽症喘息患者では、ICSおよびLAMAのいずれもプラセボと比べて差はなし

SIENA試験。 軽症喘息患者で喀痰中好酸球数が2%未満の低値の患者では、ICSおよびLAMAのいずれもプラセボと比べて効果に差はなかった。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1814917 ----- ◆対象 ・42週間の二重盲検無作為化クロスオーバー試験。 ・…