抗CD3抗体のTeplizumabは1型糖尿病の進行を遅らせるかもしれない
Teplizumabの第Ⅱ相臨床試験。
抗CD3抗体のTeplizumabは1型糖尿病の進行を遅らせるかもしれない。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1902226
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◆対象
・糖尿病ではないが、1型糖尿病の発症リスクが高い患者76名。
・Teplizumab 44人、プラセボ32人。
◆方法
・Teplizumabまたはプラセボをランダムに割り付け14日間投与。
・1型糖尿病を発症するまで6か月間間隔で耐糖能検査を実施。
◆結果
・1型糖尿病の診断までの期間の中央値は、Teplizumab群で48.4ヶ月、プラセボ群で24.4ヶ月。
・Teplizumab群で19名(43%)、プラセボ群で23名(72%)で診断された。
HR 0.41(95%信頼区間 0.22-0.78; P=0.006)。
・発疹及び一過性のリンパ球数減少あり。