【これだけは抑えておきたい】過敏性腸症候群治療薬:イリボー
基本情報
製品名:イリボー
一般名:ラモセトロン塩酸塩
効能・効果:下痢型過敏性腸症候群
セロトニン5-HT3受容体拮抗作用により、下痢型の過敏性腸症候群を改善する。
イリボーはセロトニン5-HT3受容体を遮断して、アセチルコリンの遊離を抑制して、腸管の運動を抑え、下痢型の過敏性腸症候群を改善します。
女性にも適応が追加され、使用可能になった。
イリボーは、男性に比べ女性で有害事象(便秘、 硬便、腹部膨満)の発現割合が高い傾向が認められており、当初は男性にしか適応がない薬でした。ただ、その後の臨床試験で女性にも使用可能になり、適応が女性にも追加されました。
ただ、女性に有害事象が多いので、用量として男女で以下の違いがあります。
男性:通常、5μgを1日1回経口投与し、1日最高投与量は10μgまでとする。
女性:通常、2.5μgを1日1回経口投与する。 ただ、効果不十分の場合には増量することができるが、1日最高投与量は5μgまでとする。
~参考文献~
・イリボー添付文書
・イリボーインタビューフォーム
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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ver1. 2017.11
ver2. 2020.2
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