【これだけは抑えておきたい】ベンゾジアゼピン系抗不安薬:長時間型抗不安薬
- 基本情報
- いずれも半減期は24時間以上と長い。
- セルシンは中時間型抗不安薬(ワイパックス、レキソタン等)に比べて、抗不安作用が弱い。
- セルシンとHIVプロテアーゼ阻害薬、メンドンとリトナビルは併用禁忌である。
基本情報
ベンゾジアゼピン系の長時間型抗不安薬は、以下の種類があります。
・メキサゾラム(メレックス)
・クロキサゾラム(セパゾン)
・クロルジアゼポキシド(コントール、バランス)
・メダゼパム(レスミット)
いずれも半減期は24時間以上と長い。
長時間型はいずれも半減期が24時間以上と長い薬剤ばかりです。そのため、高齢者等には体内に蓄積しやすく、持ち越し効果が生じる可能性があります。
セルシンは中時間型抗不安薬(ワイパックス、レキソタン等)に比べて、抗不安作用が弱い。
ワイパックスやレキソタンの項でも触れましたが、セルシン(ジアゼパム)は半減期は長いですが、ワイパックスやレキソタンに比べたら抗不安作用は弱いお薬です。
セルシンとHIVプロテアーゼ阻害薬、メンドンとリトナビルは併用禁忌である。
CYPで代謝されるため、セルシンとHIVプロテアーゼ阻害薬、メンドンとリトナビルを併用すると、セルシンやメンドンの血中濃度が著しく上昇するため、併用禁忌となっています。
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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ver1. 2017.10
ver2. 2020.2
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