【これだけは抑えておきたい】インフルエンザ治療薬:アビガン
- 基本情報
- 他の抗インフルエンザウイルス薬が、無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。
- RNAポリメラーゼ阻害薬である。
- 異常行動について
基本情報
製品名:アビガン
一般名:ファビピラビル錠
効能・効果:新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る。)
他の抗インフルエンザウイルス薬が、無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。
アビガンは、新規の抗インフルエンザ治療薬でありますが、新型又は再興型のインフルエンザによるパンデミックに対して、国が判断した場合にのみ治療が可能です。普段は流通しておりません。
RNAポリメラーゼ阻害薬である。
アビガンは既存のインフルエンザ治療薬とは異なり、RNAポリメラーゼを阻害して、RNAの複製を阻害し、インフルエンザのウイルス増殖を抑えます。
通常、成人にはファビピラビルとして、1日目は1回1600mg(8錠)を1日2回、2日目から5日目は1回600mg(3錠)を1日2回経口投与します。総投与期間は5日間とします。
また、小児に対しては使用経験がなく、通常は成人に使用します。
異常行動について
インフルエンザ治療中の異常行動については、下記の記事に詳しく書いておりますので、ご参照ください。
~参考文献~
・アビガン添付文書
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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ver1. 2017.12
ver2. 2020.1
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