【これだけは抑えておきたい】ベンゾジアゼピン系睡眠薬:共通事項

 

超短時間型、短時間型、中時間型、長時間型に分類される。

ベンゾジアゼピン睡眠薬は、半減期により以下の4つに分類されます。 

・超短時間型(2-4hr):トリアゾラム(ハルシオン)

・短時間型(6-10hr):ブロチゾラム(レンドルミン)、ロルメタゼパム(エバミールロラメット)、リルマザホン(リスミー)

・中時間型(12-24hr):ニトラゼパム(ベンザリンネルボン)、フルニトラゼパム(サイレース)、エスタゾラム(ユーロジン

・長時間型(24hr-):フルラゼパム(ダルメート)、クアゼパム(ドラール)、ハロキサゾラム(ソメリン)

 

GABAA受容体のベンゾジアゼピン結合部位に結合する。

ベンゾジアゼピン睡眠薬は、GABAA受容体のベンゾジアゼピン結合部位に結合して、自然に近い睡眠をもたらします。ω2受容体に対する親和性もあり、筋弛緩作用が出て高齢者などでは転倒リスクが高くなります。

 

CYPとの相互作用に注意が必要である。

ベンゾジアゼピン睡眠薬のほとんどは、CYP阻害薬と併用することで血中濃度が上昇し、CYP誘導薬と併用することで効果が落ちます。また、各論で触れていきます。

 

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。

※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。

 

-----

ver1. 2017.10

ver2. 2020.2

 

ブログランキングに参加していますので、よかったらポチッと押していただけますと幸いです。


薬剤師ランキング

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
にほんブログ村