炎症性腸疾患治療薬③サラゾピリン

炎症性腸疾患治療薬、次はサラゾピリン(サラゾスルファピリジン)です。

 

◆ポイント◆

①スルファピリジンと 5-アミノサリチル酸(5-ASA)の酸性アゾ化合物であり、大腸の腸内細菌により分解される。

② 5-アミノサリチル酸(5-ASA)が治療活性を示す。

③錠剤と坐剤がある。

 

①スルファピリジンと 5-アミノサリチル酸(5-ASA)の酸性アゾ化合物であり、大腸の腸内細菌により分解される。

サラゾピリンは、メサラジン製剤と異なり、プロドラッグであり、大腸病変に有効になるようになっています。

 

② 5-アミノサリチル酸(5-ASA)が治療活性を示す。

①で記載のように、サラゾピリンはプロドラッグであり、腸内細菌によってスルファピリジンと 5-アミノサリチル酸(5-ASA)に分解されますが、治療活性があるのは5-アミノサリチル酸(5-ASA)です。5-アミノサリチル酸(5-ASA)は大腸の粘膜下結合組織に対し親和性を示して、大腸で抗炎症作用を示します。

 

③錠剤と坐剤がある。

サラゾピリンは元々錠剤しかありませんでしたが、サラゾピリン錠剤服用が無効である症例に対して、サラゾピリン坐剤が有効であった例が報告され、サラゾピリン坐剤が後から販売されるようになりました。現在では2種類販売されています。

 

上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。