2017-01-01から1年間の記事一覧

【これだけは抑えておきたい】ベンゾジアゼピン系睡眠薬:エバミール、ロラメット

基本情報 短時間型睡眠薬として分類される。 代謝にCYPが関与しない。 高齢者には1回2mgまで。 基本情報 製品名:エバミール、ロラメット 一般名:ロルメタゼパム錠 効能・効果:不眠症 短時間型睡眠薬として分類される。 エバミール、ロラメットもレンドル…

【これだけは抑えておきたい】ベンゾジアゼピン系睡眠薬:レンドルミン

基本情報 ハルシオンほどではないが、半減期が短く、短時間型である。 レンドルミン錠とレンドルミンD錠の2種類ある。 筋弛緩作用は比較的弱い。 基本情報 製品名:レンドルミン錠/D錠 一般名:ブロチゾラム錠/口腔内崩壊錠 効能・効果:不眠症、麻酔前投…

【これだけは抑えておきたい】ベンゾジアゼピン系睡眠薬:ハルシオン

基本情報 半減期が短く、超短時間型である。 高齢者には少量から投与を開始する。 CYP3A4阻害薬と併用禁忌である。 基本情報 製品名:ハルシオン 一般名:トリアゾラム錠 効能・効果:不眠症、麻酔前投薬 半減期が短く、超短時間型である。 添付文書に以下の…

【これだけは抑えておきたい】ベンゾジアゼピン系睡眠薬:共通事項

超短時間型、短時間型、中時間型、長時間型に分類される。 GABAA受容体のベンゾジアゼピン結合部位に結合する。 CYPとの相互作用に注意が必要である。 超短時間型、短時間型、中時間型、長時間型に分類される。 ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、半減期により以…

【これだけは抑えておきたい】片頭痛予防薬

基本情報 デパケン(バルプロ酸) ミグシス(ロメリジン塩酸塩) インデラル(プロプラロノール) 基本情報 片頭痛の予防薬で代表的なものは以下の3つです。 ①デパケン(バルプロ酸) ②ミグシス(ロメリジン塩酸塩) ③インデラル(プロプラノロール) デパ…

【これだけは抑えておきたい】片頭痛治療薬:エルゴタミン製剤

基本情報 中等度~重度の急性期治療で、トリプタン製剤やNSAIDSで頻回に頭痛再燃が見られる場合は使用価値がある。 セロトニン5-HT1B/1D受容体を刺激及びアドレナリンα1受容体の部分アゴニスト活性を持つ。 副作用として、悪心が多く、妊婦には使用禁忌。 基…

薬物乱用頭痛

薬物乱用頭痛とは、頭痛発作が頻繁なために、トリプタン製剤などの急性期の治療薬を連日頻繁に使うことで、薬が効かなくなり、やがてその薬が原因で頭痛が誘発されることです。 ◆ポイント◆ ①原則として、薬物乱用頭痛が起きたら、急性期治療薬の服用を中止す…

【これだけは抑えておきたい】トリプタン製剤:アマージ

基本情報 アマージはトリプタン製剤の中では、最も半減期が長く、長時間作用型である。 追加投与は4時間あける。 生理周期に関わる片頭痛で使用されることがある。 基本情報 製品名:アマージ 一般名:ナラトリプタン塩酸塩 効能・効果:片頭痛 アマージはト…

【これだけは抑えておきたい】トリプタン製剤:レルパックス

基本情報 レルパックスはトリプタン製剤の中では、長時間作用型である。 追加投与は2時間あける。 HIVプロテアーゼ阻害薬と併用禁忌である。 基本情報 製品名:レルパックス 一般名:エレトリプタン臭化水素酸塩 効能・効果:片頭痛 レルパックスはトリプタ…

【これだけは抑えておきたい】トリプタン製剤:マクサルト

基本情報 マクサルト錠とマクサルトRPD錠の2種類がある。 効果発現はトリプタン製剤の中では早い。 追加投与は2時間あける。 基本情報 製品名:マクサルト錠/RPD錠 一般名:リザトリプタン安息香酸塩 効能・効果:片頭痛 マクサルト錠とマクサルトRPD錠の2種…

【これだけは抑えておきたい】トリプタン製剤:ゾーミッグ

基本情報 ゾーミッグ錠とゾーミッグRM錠の2種類がある。 効果発現はトリプタン製剤の中では比較的早め。 追加投与は2時間以上あける。 基本情報 製品名:ゾーミッグ錠/RM錠 一般名:ゾルミトリプタン製剤 効能・効果:片頭痛 ゾーミッグ錠とゾーミッグRM錠の…

【これだけは抑えておきたい】トリプタン製剤:イミグラン

基本情報 イミグランのみ、他トリプタン製剤と異なり、錠剤のほかに注射や点鼻液がある。 第1世代の薬剤であり、使用経験が豊富。注射薬は、片頭痛以外に群発頭痛にも適応がある。 追加投与の時間は剤形により異なる。 基本情報 製品名:イミグラン錠/注/キ…

【これだけは抑えておきたい】トリプタン製剤:共通項

適応は片頭痛発作で使う。(予防効果はなし) セロトニン5-HT1B/1D受容体を刺激し、頭痛発作を改善する。 服用中はめまいや眠気が現れることがある。 適応は片頭痛発作で使う。(予防効果はなし) いずれの製剤も、頭痛期に入り、痛みが始まったらすぐに服用する…

サノレックス

サノレックスについて、まとめてみました。 ◆ポイント◆ ①サノレックスは食欲を抑える薬であり、あくまでも食事療法と生活療法が基本。 ②投与期間は3か月が限度。投薬期間は1回14日分が限度。 ③1日1回昼食前投与。夕刻の投与は避ける。 ①サノレックスは食欲を…

薬の再利用

よく患者さんからこんな質問があります。 「半年ほど前に処方してもらった薬が、しばらくして良くなり、余っているのでまだ家に置いてある。また症状が再発したので服用してよいか。」 望ましい回答は「服用しないで受診してください」です。 何故かというと…