【これだけは抑えておきたい】躁うつ病治療薬:レクサプロ
基本情報
製品名:レクサプロ錠
一般名:エスシタロプラムシュウ酸塩
1日1回服用である。
レクサプロは、通常、成人には10mgを1日1回夕食後に服用します。年齢・症状により適宜増減しますが、 増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最高用量は20mgを超えないようにします。
社会不安障害にも適応がある。
レクサプロは、うつ病・うつ状態以外にも社会不安障害にも効能効果があります。社会不安障害の診断は、DSM等の適切な診断基準に基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ投与するよう注意喚起されています。
12歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討する。
レクサプロは、パキシルやジェイゾロフトのように18歳未満ではなく、12歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討します。したがって、12歳から17歳の患者の治療の選択肢としてレクサプロが使われます。
QT延長の恐れがあり注意。
レクサプロは、肝障害・高齢者・CYP2C19活性欠損者は、血中濃度が上昇し、QT延長等の恐れがあるため上限は10mgが望ましいと言われています。
また、元々QT延長のある患者は禁忌です。
~参考文献~
・レクサプロ添付文書
・レクサプロフトインタビューフォーム
※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。
※上記内容は、個々の治療方針や治療指針を促すものではありません。治療については必ず医療機関でよくご相談ください。
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ver1. 2018.4
ver2. 2020.2
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