ベンゾジアゼピン系睡眠薬②ハルシオン

ベンゾジアゼピン睡眠薬、各製剤ごとに見ていきます。まずはハルシオン(トリアゾラム)からまとめます。

 

◆ポイント◆

半減期が短く、超短時間型である。

高齢者には少量から投与を開始する。

③CYP3A4阻害薬と併用禁忌である。

 

半減期が短く、超短時間型である。

添付文書に以下の記載があります。 「健康成人男子(32名)に対し、トリアゾラム0.5mgを単回経口投与した場合の吸収は速やかであり、投与後平均1.2時間で最高血漿中濃度に達する。また、排泄も速やかであり、血漿中濃度消失半減期は平均2.9時間である。」 したがって、入眠障害などに使われやすい薬です。 非ベンゾジアゼピン睡眠薬として、ゾルピデム、ゾピクロン、エスゾピクロンがありますが、いずれもトリアゾラムと同じく超短時間型です。

 

高齢者には少量から投与を開始する。

ハルシオンは0.125mgと0.25mgの2規格あります。ただ、高齢者への使用として、添付文書に以下の記載があります。 ・「年齢・症状・疾患などを考慮して適宜増減するが、高齢者には1回0.125mg~0.25mgまでとする。」 ・「高齢者では、少量から投与を開始すること。[運動失調等の副作用 が発現しやすい。]」

 

③CYP3A4阻害薬と併用禁忌である。

ハルシオンは、CYP3A4で代謝されるため、イトラコナゾール・リトナビル・テラプレビル等とは併用でハルシオン血中濃度が上昇する可能性があり、併用禁忌です。

 

※上記内容は記載時点での情報です。情報を使用する際は、最新の添付文書等で常に確認してください。